日商簿記1級結果待ち社会人です。公認会計士試験の財務会計と管理会計の講義って1級取得済みだとしたら計算科目のみ独学で良い…

Question

日商簿記1級結果待ち社会人です。公認会計士試験の財務会計と管理会計の講義って1級取得済みだとしたら計算科目のみ独学で良いと思いますか？理論は分かりますが計算科目においては不必要かと思いました。企業法や監査論はどこが重要かの判断が分からないから講義を視聴する理由になります。計算科目は1つの論点に対して何故こうような計算をしなければいけないのかテキストを読むと分かるからです。同じような方いらっしゃいませんか？

Answer 1

公認会計士です。日商簿記1級も持っています。

1級取得済みでも計算科目独学はやめた方が良いです。
確かに簿記1級は範囲的には会計士試験の財務会計論と管理会計論の2科目をカバーします。
しかしながら、財務会計論は簿記1級よりもより突っ込んだ難しい問題が出ます。特に理論は簿記1級よりはるかに深い知識・理解を問われます。また管理会計論では特に戦略的意思決定で簿記1級よりもかなり深い知識・理解が問われます。おそらく簿記１級の勉強のみでは意味が分からないような問題も出ます。
しかも両科目とも簿記1級よりもかなり難度の高い問題が出るにもかかわらず、よりスピードを要求されます。
会計士試験でもこの2科目は非常に重要ですが、簿記1級の勉強でカバーできるのは感覚的に3割～4割程度ではないでしょうか。
つまり簿記1級を取得しても、計算科目だけをとっても必要な学習の半分にも到達していないので、残り半分以上を独学でやるのはリスクが高すぎます。

確かに独学で合格する人もほんのわずかですがいるにはいるので絶対にダメというわけではないですが、総合的に考えて効率は落ちると思います。
経済的な事情で可能な限り学費を削りたいとかでなければ、通信でもよいので予備校のカリキュラムに乗った方が早期合格を目指せます。