解決済み
今年地元の公立大学に合格し来年から進学するものです。地方の公立大学から出版社に内定を貰うのはやはり厳しいと思いますか?一発目から大手に内定を貰えるとは考えてないので中途採用からでも可能性があるなら行きたいと考えています。また私は特に小学館に就職したくて、採用大学を見ていると北星学園大学など他の有名大や難関大とは異なるレベルの大学もチラホラ見かけてこれはその人が優秀だったということで、私にもチャンスがあるということでしょうか、、、この業界の方から返信が頂けたら嬉しいです。またここの業界で就活している人もいらっしゃったらお話を聞きたいです。
90閲覧
以前、出版社で雑誌編集者をしていました。さすがに三大出版社ではないですが、それなりに名の知られた総合出版社です。 ちなみに出身大は、北海道内の私大です。だから、難関大ではありません。ただ、私は新卒採用ではなく編集プロダクション、フリーライターを経ての中途採用です。ライターとして仕事をしている雑誌の編集長にスカウトされる形で、そこの出版社の社員になりました。今は再びフリーランスに戻りましたけどね。 出版社は新卒採用の場合、大卒以外の人間が内定を貰うのは極めてゼロに近く、質問者さんもご存じだと思いますが難関大出身者が多いです。でも、中途採用の場合は職歴重視となり、編集プロダクションやライター経験者は実務経験ありとみなされ、専門学校卒や高卒でも採用されます。 ただ、中堅以下の大学で新卒採用になる人をあえて挙げるとすれば、首席やそれに準ずるレベルで優秀な人ですね。あとは一緒に仕事をしたいと思わせる人間性、他にはクリエイティブな資質であったり、体力やメンタルの強さなども求められます。それと私が働いていた出版社、ライターとして仕事上の付き合いがある出版社を見てきた印象では、現場にはいい意味で個性的な人材が多いです。あくまで編集者の話であって、営業や他の部署の方は必ずしもそうではないですけどね。 それと小学館あたりだとエントリーに対する採用倍率は100倍を超えてきます。このレベルになると、東大や早慶あたりの学生でも不採用者が続出です。だから、地方の中堅以下の大学だと大半の学生が記念エントリーと化しています。上記で挙げた優秀な学生以外であれば、スポーツやその他の分野で全国トップレベルの実績を持っている、もしくは大学在学中からライターとして有名な雑誌やニュースサイトなどに署名記事を発表している、などであれば有利に働く可能性がありますけどね。特に後者のケースは期待の即戦力ルーキ―ですが、そういう人はそのままフリーランスの道を選ぶので超レアケースです。 だから、確率的な話で言うなら、新卒採用よりも編プロ経由の中途採用狙いのほうがチャンスはあります。とはいえ、最初から中途採用を狙うのもアレなので、出版社の新卒採用が全滅でも諦めきれないなら中途採用を目指す、という形がいいかもしれません。けど、出版業界自体は残念ながら斜陽産業となっているため、やっぱり他の業界に就職するかも含め、慎重に考えたほうがいいです。 あと、補足になりますが、中途採用は編プロ以外に新聞社(新聞記者)や広告代理店、企業広報の担当者なんて経歴の方もチラホラ見かけます。出版業界を目指す場合、理想としてこの出版社、この編集部というのを持っているのは大いに結構なことだと思いますが、まずは選り好みをせずに業界に潜りこむことに全力を注いだほうがいいです。出版業界は幸いにも業界内転職がしやすいので。 長文になってしまいましたが、思いつく範囲で書かせていただきました(朝まで原稿を書いており、あまり頭が回ってない状態なので読みにくかったらゴメンナサイ)。今後の就活の参考にしていただければ幸いです。
ありがとう:1
< 質問に関する求人 >
小学館(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る