宅地建物取引士証の更新をしなかった場合、名刺に記載している宅地建物取引士を消さなきゃだめですか？

Question

宅地建物取引士証の更新をしなかった場合、名刺に記載している宅地建物取引士を消さなきゃだめですか？

Answer 1

＞宅地建物取引士証の更新をしなかった場合、名刺に記載している宅地建物取引士を消さなきゃだめですか？

はい、そうです。

宅建士の資格を失っているのに、「宅建士」と記載された名刺を客に渡したのち、会社とその客との間で何かトラブルが起きたケースを考えてみましょう。

客が警察に被害届けを出し、それが受理され警察が捜査に着手したところ、あなたが宅建士の資格を失っているのにもかかわらず、客に対して「宅建士」と名乗っていたと発覚します。すると、あなたは、「身分詐称」あるいは他の何かの犯罪容疑で警察から取り調べを受けるはずです。→ひょっとすると、検察に告訴され、刑事裁判を受けるかもしれません。

また、その客が会社に対し民事訴訟を起こし、裁判で、「担当者から名刺を受け取ったら宅建士と記載されていた。それを信用してお金を支払った。」と主張した場合、被告である会社側は、裁判でものすごく不利になると思います。

最悪の場合、刑事裁判で負けてあなたは罰金を科され、民事裁判では会社側が負けて損害賠償をするハメになり、さらに、あなたは会社から「解雇」されてしまうかもしれません。

宅建士の更新を怠ったまま、「宅建士」と記載された名刺を使うのは、それくらい大きなリスクを負いますよ。