まず、初期研修医はマッチングシステムで決まります。どこの大学を出ても、基本的に関係はないはずですが、このマッチングでは、取りたい医学生を病院が順位をつけてリストアップするわけで、これにはいろんな要素が入ってきます。一番は就職試験(論文や面接)の成績、大学の成績(CBTなど)ですが、出身大学が影響しないわけではないです。地方の人気病院は大学の関連病院がほとんどなので、やはり地元の大学を出た方がやや有利です。しかし、初期研修医は2年だけなので、その後は専攻医として病院を探すことになります。初期研修医が15人いたとしても、専攻科によりますが、その病院に専攻医として残れるのは半分以下です。専攻医プログラムは3-4年で組まれていて、そのプログラムの多くに大学医局が絡んでいて、専攻医の間に2つほどの大学関連病院を回ることが多いです。そして専門医を取得すると、また就職先を探すことになります。専攻医になる時に多くの人が大学医局に入局するので、ここから先は大学医局の派遣先病院に派遣されるという流れです。400床以上の病院のほとんどが大学関連病院になっているので、これらの病院に就職したいのであれば、派遣元大学医局に入局することになります。 つまり、どこの大学を出たとしても、どこで初期研修をしたとしても、専攻医になる時に地元の大学の医局に入るということが、地元で就職する道になります。もちろん、地元の大学を出た方が、地元の病院で初期研修ができる可能性が高いし、その方が地元の大学の医局で希望の病院に派遣してもらえる可能性はやや高いです。それが強制されるのが、地元の大学の地域枠ということです。都道府県にもよりますが、地域枠が僻地派遣とは限りません。
医師はどこも不足してるのでまず落ちることはないとおもうけど、都会とか人気病院なら落ちる可能性はあるかも
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