回答終了
将来司書になりたいです。司書の現状を教えてください。やはり資格はあっても狭き門でしょうか?倍率がとても高い、なかなか正規雇用してもらえず給料が少ない、などの話を聞きます。ですが一方で最近辞める人も増えて人手不足だ、などという話も聞きます。司書として正規雇用してもらうにはどうすればよいのでしょうか。 現在高3で、2年間大学に通うのでその後の話になります。大学中に資格は取る予定です。
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司書の現状は、質問者様がおっしゃる通り、正規雇用は狭き門です。 正規雇用の司書になるためには、次の方法があります。 ①自治体(都道府県・市町村)が行う公務員採用試験の司書枠を受ける。 ②国立大学法人(準公務員)の司書枠の試験を受ける。 ③民間の図書館運営会社に正社員として入社する。 多くの人が安定を求めて選択する方法が①です。 公務員ですから、福利厚生はばっちり、生活が安定します。 しかし、それが狭き門なのです。 大体の募集枠は1人。多くて4人。その枠に少なくて30人、多くて100人の人が挑戦します。司書の試験では倍率30倍はかなり低い方と思ってください。 しかも、その募集は全国で見ればあります。あくまで、全国で見れば。 図書館は現在、指定管理者制度といって、民間に運営が委託されている場合が増えています。そのため、自治体が直営している図書館は減り、公務員の司書は減る一方です。 つまり、この自治体の正規公務員の司書になりたい!は、まず叶いません。 お住まいの県を超えて、採用試験を受けている方がほとんどです。 以下は、公務員の正規雇用を目指すためのルートです。 ①大学や通信で資格取得する。 ②公務員採用試験情報を集める。 ③公務員採用試験に応募し、受験する。 司書の公務員採用試験は、筆記だと専門試験(司書に関する内容)と教養試験が行われます。自治体の中には、教養試験のみ多いです。 教養試験は高校までの内容(特に公民分野)も多いので、今学んでいることはしっかりと身につけることをおすすめします。
最近景気が回復しつつあり、民間志望者が多いせいか、公務員の司書採用試験も20年前ほどの倍率ほどではない場合があります。しかし、かつて100倍〜30倍程度の競争だったのが50倍〜10倍程度になったに過ぎず、事務職採用よりも倍率が高いことがほとんどです。 特に公務員司書であれば辞めた人がいると欠員募集がかかりますが、その欠員補充に正規雇用を入れるか非正規雇用を入れるかは、その自治体の判断になります。辞める人がいて人手不足=正規雇用募集ではないことに注意してください。 これから大学生になるそうですので、本気で司書になりたいなら以下のことに取り組むといいかもしれません。 1) 慶応大学文学部か筑波大学知識情報•図書館学類に進学する 今の時期から進路先を再検討するのは大変だと思いますが……一応。 司書資格を取るだけならば多くの大学に司書課程はありますが、多くの大学では当該課程のほとんどを1人又は数人の教員と非常勤講師で運営しています。ですが、この両校は別格で、単に司書資格を取るだけでなく、深く専門的に図書館のことを学べると聞きます。もちろん司書としての就職実績も相当あるそうです。 2)幅広い知識と経験を経ながら、専門分野を極める ご存知だと思いますが、司書の必須スキルにレファレンス対応があります。文理を問わない幅広い知識とサークルなどで得た様々な経験は、回答のきっかけをつかむのに役立ちますし、専門分野をしっかり作っておくと自身の専門に近いレファレンス依頼に自信をもって対応できます。 3) 就職希望先の採用情報をこまめにチェックする これもご存知だと思いますが、司書の正規採用をしている機関はそれほど多くありません。就職を希望する機関は、過去に何人くらい、どのくらいの間隔で、どのような条件で採用しているかを分析して、将来自分が就職する年に募集がありそうかチェックしておくのが大切です。 今まで募集していなかった機関が採用情報を出したり、例年募集していた機関が募集なしになったりと本当に採用人数に変動の激しい職種です。 また、機関によっては司書資格不問というところもありますし(主に国会図書館や国立大学)、採用時の試験に図書館情報学不要というところもあります(主に国会図書館や市町村)。さらに公立大、私立大、企業や研究所などの専門図書館、TRCなどの民間企業など、司書を採用している機関は様々あって、採用試験の内容も、求められるスキルも、雇用条件も、採用情報が出ている場所も本当にバラバラです。 こうした情報を効率よく収集して、自分に合う職場を見つけ、採用に向けた戦略を立てるのも、司書として働く能力の一つかもしれませんね。 最後に。まだまだ若いのですから、司書として働くことを第一候補としながら、それ以外の業界にも興味を持ってみてもいいと思います。 色々な業界に興味を持つことは将来司書として働く上での糧になると思いますし、もし司書以外にもっと自分が興味を持てる業種を見つけられたら、それも幸せなことだと思いますから。
そもそも、司書資格を取るのは比較的楽で資格保有者が多いです。 それに対して正規雇用の枠は少なく、責任者1名が正規雇用の司書で他はアウトソーシングで非正規雇用でまかない人件費を下げる。 辞める人も確かにいますが…インターネットや物流システムの進化により人間の手が以前より少なくなっているのも事実です。本の貸出や返却も本にICタグでゲートを通過するだけとか、台に置くだけで出来てしまう。 正規雇用されるにはどうしたら良いか…これは上級職の公務員試験に合格できるぐらいの知識をつけて選考を勝ち抜くだけ。自治体職員として採用されて図書館配置になるというケースもある。 国立国会図書館の総合職などは毎年100倍で筑波大や慶應義塾大学で図書館学を専攻したような強者が集まります。 以下のサイトを見るといかに正規雇用が少ないかわかります。頑張ってください。https://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
学校の司書は、おっしゃる通り非正規雇用が多く年収が低く生活が苦しいのを、新聞で見たことがあります。 自治体図書館も、地域にたくさんあるわけではないので、あまり期待はしない方が良いかと。 強いて言うなら、自治体職員採用試験に合格、採用され、公務員で働く、異動で図書館勤務とかならありますね。
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