公務員や警察官は、「将来安定だからなろう」というものではありません。「公共の福祉に益する為に働きたい」「市民が日々安心して暮らせる社会を守りたい」人がなるものです。 公共の福祉・市民の安全の為に働く「全体の奉仕者」である事を理解せず、「安定している」「給料が良い」事だけ考えている人は、先ず採用試験(筆記・人物評価)に通りません。 それに、不祥事を起こせば会社を辞めなければならない様に、公務員も不祥事を起こせば辞める事になります。又、「採用されたら、仕事をしなくてもクビにはならない」なんて事はありません。ですから、「将来安定」は、「当人が真摯に必死に仕事に励めば」というのが前提です。 それに、「国・都道府県はつぶれないから、倒産失業の様な事は無い」という事も、今後は保証出来ません。既に夕張市が破たんしていますが、ああいう状況が、市町村単位ではなく、都道府県単位でも起こる可能性は低くは有りません。 それでは、東京都とか国家公務員なら安泰かというと、今後は、公務員とはいえ、「益の無い人」「仕事をしない人・出来ない人」は、「降格・賃金カット・免職」という、一般企業でのダメ社員に対するのと同じ処遇をする事があり得ます。何故なら、それを皆さんが望んできているからです。 先にも書いたように、「公務員」は「全体の奉仕者」で、一般企業に勤めている人のように、「個人の利益追求」の為に働いているのではないから、「そう簡単には失職しない」(させないで、長く奉仕して貰う)だけで、「優遇」されているのではありません。 企業勤めでも、「その企業の利益に関わる働き」をしている限り、クビにならないのと同じ事です。 つまり、「民間で有用で優秀な人なら、公務員・警察官にもなれる」けれど、「民間で失職しそうな程度の人では、公務員・警察官にもなれない」という事です。 それに、「給料は年々増える」→民間の状況にならって、減らされています。新聞にも出ています。新聞も読まない程度では、公務員になれる道理はありません。 「ボーナスが多い」→人事院規定で定められたより多くはありません。寧ろ、民間が好景気で相当高額のボーナスを貰っていた時期でも、「変化無し」です。それに、給与水準が下がり、又「何か月分」という割合も減らされるので(しかも、減った後は好景気になっても中々戻されない)、「ボーナスが多い」とは言えません。 貴方のご主人の、年齢や最終学歴(高卒、大卒、等)、職務経歴が判りませんが、「社会人経験採用」等は、「その経験を公務員として生かせる人」を採用するのが目的です。「民間でも、十二分にやっていける位優秀な人」が欲しいから作っている枠なので、受験資格があっても、採用される可能性は、「当人の優秀さ・有能さ」に比例します。 「その自治体で何をしたいのか」「何をする事で、自治体の状況を好転させられるか」「自分のこういう能力・経験を何に活かす気でいる」等が、現実味と裏付けをもって示せなければ、公務員にはなれません。 「筆記試験さえ出来れば」なんて、甘い考えをお持ちのようでしたら、「例え筆記で満点を取っても、二次で自分の優秀さ・具体的な意欲(どんな働きをするか)を示せなければ、絶対不合格になる」と、伝えてあげて下さい。 「公務員に慣れる位優秀なら、民間でも仕事には困らない」と。
何歳か分かりませんが、警察官の中途採用は試験を受けるのに年齢制限がありますよ~ 筆記試験も簡単ではありません。難しいです。 簡単には受かりません。
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