元採用担当のおぢさんです。 まず、履歴書・職務経歴書ともに法律で決められている書類ではありませんから、記載事項に絶対的なルールが存在するわけではありません。特に職務経歴書は自由書式の場合が多く、採用選考で自分が有利になるように作ればいいということとなります。 さて、履歴書と職務経歴書の違いです。履歴書はプロフィール(人物紹介)として日本で最も汎用的に使われているエントリーシートの一種です。どこの企業に提出されるとしても、9割くらい同じ内容になるはずです。(志望動機などは、応募先で変わってきます) 昭和の時代までは、多くの企業が履歴書と面接だけで選考をやっていました。しかし、履歴書の職歴欄(10-15行)だけでは入退社と勤務地や雇用形態等を書くだけで精一杯だったりします。そこで、平成序盤あたりから職務経歴書が普及し始めました。応募者から仕事上の経験・知識・スキル(技能)・役職等を事前に提出してもらったほうが、書類でも選考できる(=お互いに無駄な面接が不要となる)ことに企業が気づき始めたのです。 職務経歴書には実務能力の売り込みを目的として、これまで担当した業務や応募先に伝えておきたい成果や経験(商品企画が採用された、営業で社内表彰された等)を記載するわけです。あるいは、所持している資格や免許等が、業務でどのように活かされるのかも説明できます。また、管理職であれば部下の人数などもアピールできるでしょうか。その応募者の経歴にもよりますが、履歴書の職歴欄だけにこれらを全部書くことが出来ない人のほうが多いでしょう。 前述の通り、職務経歴書も採用されるための応募書類の一種です。さらに言えば、まずは面接の機会をもらうための個人的広報活動です。履歴書とは異なって、応募先によって記載・アピールする内容も大きく変わってきます。次の応募先企業にとってまったく無関係な業務内容や経験・成果であるならば、あまりに詳細に書く必要はないといえます。その際には、控えめかつ素人にも分かるように書くことが大切です。逆に、その応募が近しい事業内容や職種の求人であったのならば、細かく丁寧に記載して即戦力であることを強調することになります。 参考URL https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/syokurekisyo_workbook_202306.pdf ここから蛇足です。学生さんは、せいぜいバイト経験があるくらいですから、普通は職務経歴書の提出を求められません。そのかわりに、学生生活をどう過ごしたかエントリーシートに書いてもらうことになります。
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