普通、灘高から東大法学部へ進学して法務省というコースは司法試験予備試験経由で検事任官での法務省勤務だと思われます。 事務次官や刑事局長、大臣官房長、大臣官房政策立案総括審議官、大臣官房審議官、法務総合研究所長、大臣官房秘書課長、大臣官房人事課長、大臣官房会計課長、大臣官房国際課長の法務省の本流エリートコースは全て検事のポストですが民事局長は判事の出向者に与えられるポスト(判事が法務省に民事局長に出向者として就任する場合には判事から検事に転官して法務省へ来る)であり矯正局や人権擁護局や保護局の局長にはなれる可能性がある国家公務員総合職組の事務官僚は採用は殆どが東大以外の旧帝大法学部及び法科大学院や地方国立大学法学部及び法科大学院や早慶や中央等の私大法学部及び法科大学院なので灘高→東大法学部→法務省のコースは司法試験予備試験経由か東大法科大学院経由の検事任官による法務省勤務の検事で間違いないと存じます。 法務省という官庁は法務省に付随する外局官庁である検察庁が本省の法務省の事務次官から刑事局長、大臣官房長、大臣官房政策立案総括審議官の本流のエリートコースを全て独占し人事を支配するという変わった官庁なのです。 他の官庁で言えば外局官庁の国税庁が本省の財務省を人事で支配するとか外局官庁の資源エネルギー庁や中小企業庁や特許庁が本省の経済産業省を人事で支配するとか外局官庁の林野庁や水産庁が農林水産省を人事で支配するとか外局の海上保安庁が国土交通省を人事で支配するとか消防庁が人事で総務省を支配するとかは全く考えられないことです。 通常は官庁の事務方のトップとされる事務次官の法務省事務次官になっても上には更に検察庁の認証官(内閣が任命し天皇が認証する)である大阪高検検事長や名古屋高検検事長等の7つの高等検察庁の検事長や最高検次長検事や検事総長への登龍門とされる東京高検検事長を経ての検事総長が検察官僚の歩む最高位となっているのです。 事務次官以上のポストがあるという意味では法務省は外務省と似ています。外務省では特命全権駐米大使のポストは外務省事務次官より上席とされます。 法務省事務次官は認証官では無く俸給も指定職8号俸で各高等検察庁の検事長より格下となるのです。 ◎結論:灘高→東大法→法務省のコースは紛うことなき文系エリートです。
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