電気が発電所から送り出される時、高圧電流の方がロスが少なくなるので高圧で送ります。 例えば対地電圧が10000Vと10100Vの2線の線間電圧は100Vで、機器は正常動作します。 でもそれに人体が触れれば人体を通って地絡して感電し、人は○にます。 ですので、家屋などに送る前に変圧し、大地との電位差(対地電圧)を低くします。 変圧とは、コイルに電気を流し、磁界を発生させ、向かいあうコイル(巻き数が違う)にて電圧が低い電気を発生させます。 その際、二次側のコイルの片相を大地と電気的に接続します。(接地する、と言います) そうすると接地相(対地電圧0V)に対して非接地相が100Vの電気を作り出せます。 単相3線式では接地相の他、非接地相同士では200Vになるように変圧します。 そうすれば高圧をそのまま降ろすよりかは安全な電気を作れます。 その対地電圧が接地相が0V、非接地相は100V、非接地相同士では200Vを使える電気を単相3線式100/200Vと表記します。 便宜上こう表現しますが、大地と電気的に電線で繋いだからと言っても、地面そのものは電気を流しやすくはないので全くの同電位にすることは出来ません。その接地の度合いによってA~D種接地と言う表現がされます。 法律でどこそこはこれくらいの接地工事をしなさいよ、みたいな。
対地電圧は、その通り。表記については、違います。 その表記は、100Vと200Vが、電源として取り出せる。と言う意味です。 何故、対地電圧が100Vなのかについては、進めていけば(もしくは、その前)説明があると思います。 配電方式についてのところで、イラスト付きで説明があります。 とにかく、繰り返しやりましょう。
参考書等に出てくる「単相3線式回路」というのは、我々が家庭で使用しているような「単相3線式100V(R-NおよびN-T間)/200V(R-T間)」を指します。 そして、R-NおよびN-T間の線間電圧は100V、R-T間の線間電圧は200Vなので、「電路の使用電圧(主に線間電圧差のこと)」は300V以下に収まり、また「対地電圧(それぞれ1線と大地間の電位差)」に関しましては、R相およびT相は対地100V、N相は対地0Vですので、3線ともに150V以下となり、表に従うと絶縁抵抗値は0.1MΩ以上あれば良いということになります。
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