現在高校1年生で、将来商品開発の仕事をしたいと考えています。雑貨とか（サン宝石で売っているような）のデザインをしたいので…

Question

現在高校1年生で、将来商品開発の仕事をしたいと考えています。雑貨とか（サン宝石で売っているような）のデザインをしたいのですが、今後どういう進路を行けばなれるでしょうか。サン宝石ってあんまり求人してないんですよね。人気高いのですかね。
夏休み明けたらすぐに文理選択もあるのでどうすればいいか悩んでます。

Answer 1

美大生の知人が昔からけっこう多かったのですが、
美大で専攻するデザインっていろいろ専門的にありますが、
最終的に就職となると、あまりにも専門的すぎて、ずばりの職業ってなかったり、
特殊すぎて、求人数が異常に少なかったりするんですね。

なので、皆、大学の専攻とは関係ないのだけど、
やっぱりデザイン関連の仕事で、あちこちに散らばって、就職している人が多いです。

たとえば知人の例でいうと、

和染物 を専攻してたんですね。

これって特殊すぎるので、はじめの就職先は、
下着メーカーのデザイン室とか。

で、どうしても下着以外のデザインに移りたくなって、
今は、ジュエリーデザイナーやってますよ。

何をデザインするか？というよりも、自分の個性とセンスが商売道具だから、
それがある人ならば、どのデザイン分野にいっても、開花するんだなって思いました。

別のパターンの友達は、

芸能関連のポスターとかを製作する会社
棒有名ファッションデザイナーのデザイン室
で、今はインテリアデザイナーです。

勤務先は有名なところでも、芸術関連って異常にお給料が安くて、
せっかく有名な先生に弟子入りできても、
生活できないくらい安い給料でハードなので、転職するしか道がなくなってしまう
人も多いみたいです。

たとえば、有名デザイナーの元に、有名企業のパッケージデザインの依頼があったとして、
実際にデザインしたのは、友人。けれど、顧客にはその有名デザイナーがデザインしたこととして
作品が発表されます。

１本うん千万の仕事をデザイナーのかわりにデザインしても、
友人に入る給料は、たったの１２万です。
ついでに、残業は、電車がなくなるまで毎日。

なんでそんな有名なデザイン室にはいれたのに、
やめちゃうのぉ～っ もったいないって、思うかもしれないけれど、
こういう理由はたくさんあるらしいです。

作曲家の弟子っていう人にもあったことがありますが、これも全く同じです。
有名作曲家の弟子が、CMソングをかわりに作っても、
その作曲家の作品として、世の中にでてしまいます。

人の作品として世の中にでまわっても、
自分の作品が皆にみてもらえてうれしい人と、
やっぱり芸術家だましいで、これは私がつくったんだ！
と思う人と。

また、有名デザイナー室のネームバリューだからこそ、
その仕事がもらえたんだぞ。。とか、言い分はあれこれあるだろうね。

あとは、その人の価値観。
（それにしても、生きるのにぎりぎりすぎる給料だよね）

日本の未来のある芸術家たちを、
誰か、このシステムから救ってあげてほしいと思うよ。