こんばんは。 結構前の事になりますが、北関東に所在する(今は沖縄に移動したので"所在した"が正確か)航空自衛隊の某飛行隊で、Fー15とTー4の整備員をした経験があります。 戦闘機を直接操縦するなら、パイロットになる以外ありません。勿論とても狭き門で、自分はなれませんでした。 残るのは整備員の道ですが、配置される部隊によって関わり方は違って来ます。 大雑把に言うと… ・目の前で躍動する"生きた"戦闘機やパイロットに直接関わるなら、飛行群・○○○飛行隊の整備小隊が良いでしょう。格納庫から航空機を牽引してPR(飛行前点検)を実施、パイロットと連携してエンジン始動や点検を行い、発進や帰還時にはハンドシグナルで誘導も行います。フライトから戻る度にPO(飛行後点検の事。毎回行うのがEPO・毎飛行後点検。最終フライト後に行うのはBPO・基本飛行後点検と呼ぶ。身内ではターランド「ターンアラウンドの略」と呼ぶ)と燃料補給を実施します。 実戦部隊ならスクランブル機を上げるアラート待機もありますので、もしスクランブルを上げれば国防に携わる実感も得られる事でしょう。飛行隊は、主に列線と呼ばれるエプロン地区での作業となります。 屋外なので夏は暑くて冬は寒いです。直射日光や雨風にモロ晒されます。もちろん作業が終われば控え室で休めるので、朝から晩まで出っ放しではありません。そこは心配要りませんよ。 ・飛行隊には出来ない、更に突っ込んだ整備作業を行うのが、整備補給群(整補群・せいほぐん)の検査隊です。 航空機のメカニズムにより精通したいなら、飛行隊よりも検査隊が向いています。昼間と夜間のシフト体制が組まれ、格納庫内での作業がメインとなります。 ・この他にも戦闘機のレーダーを整備する同じく整補群隷下の装備隊・レーダー小隊、CNI(通信・航法・識別)機器を担当する装備隊・無線小隊、エンジン整備の整補群修理隊・エンジン小隊、ミサイルや機関砲弾の搭載、管理を受け持つ装備隊・武器小隊(列線での搭載作業も多い)、帰還した機体に燃料を補給する整補群補給隊・燃料小隊… この他にも様々な職種が航空機の運用を支えています。 ・自分がいた頃には年に数回、早朝の大抵夜明け前に実施される態勢移行訓練(非常呼集)と呼ばれる、戦闘機を規定時間内にミサイル・機関砲弾(全て実弾)を積んだ戦闘可能状態に持って行く訓練があるのですが、その際に装備隊や修理隊の隊員が列線で武器搭載の補助を行う"ヘルパー"と言う仕組みがありました。 ただし現在もあるかどうかは、ちょっと分かりません。 もし質問者さんが航空自衛隊に関心があり入隊をお考えなら、(個人的には)自分自身がいた飛行隊がオススメです。 ( *´꒳`* )
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戦闘機パイロット。
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