ダンプ屋、運送屋それぞれ経験したことのある方に質問します。 大型ドライバーの仕事で ①ダンプ屋に向いている人 …

Question

ダンプ屋、運送屋それぞれ経験したことのある方に質問します。

大型ドライバーの仕事で
①ダンプ屋に向いている人
②運送屋（トラック、トレーラー）に向いている人③それぞれの業界の雰囲気の違い

について教えてください。
私は工場勤務からダンプ屋に転職してもうじき5年になる者ですが、自分の周りだと運送屋から来た人はダンプ合わなくて結局運送屋に戻る人が多い気がします。
続く人は長く続く、辞める人はすぐ辞めちゃうみたいな感じです。

自分の会社は配車もキツくなく体力勝負の仕事でもないのでかなり楽な部類だと思うのですが…
よく聞くのは同じルートの往復がキツイとか、ダンプ屋は癖強い人が多いって話です。

なので運送屋、ダンプ屋双方経験したことある方に質問ですが
それぞれの業界の違いを教えてください。よろしくお願いします。

Answer 1

ダンプ屋経験もあるトレーラードライバーです。

ただしダンプ屋だったのは30年も前になりますので、必ずしも今と同じではないと思いますが…

まずダンプ屋さん側から見たら「ダンプとトラック&トレーラーの運送屋」となるかも知れませんが、そんな簡単な分類ではありません。

トラックやトレーラーでも地場と長距離。

荷物の大小、重力物とそうでない物。

積み込みや卸しのシステム等で全然違う業界になります。

自分は今は某大手製鐵会社の自動車等の原料となる鋼材を専門に運んでいます。

これがまた、荷物は決まっているし行く場所も沢山あるながら覚えてしまえばもう地図もいらない。

重量物なので手積みも無い。

濡らさないためにシートをかけるのと順番取りで日付けが変わる頃には出勤しなければならず、時間も長いのが大変と言えば大変なだけの仕事です。

それでも同じトラックやトレーラーの仕事から来た人でも、例えば海上コンテナの世界にいた人は馴染めずに海上コンテナに戻って行ったり、フェリーの世界にいた人も馴染めなかったりと言うのもあります。

自分のいる会社はフェリーもやっているので自分もたまに行かされたことがありますが、フェリー業界は原料鋼材業界に比べると荒くれ者みたいな態度を取る人が多いように思うのと、やはり手積みがあったりシートもかなり重い物を使用するなど体力もかなり使うので体育会系みたいな雰囲気も感じて自分はあまり馴染めない。

自分は過去に長距離をやっていたことがあるけど、毎日家に帰りたいから今はやりたくない。

でも長距離の方が合う人もいる。

海上コンテナは荷物に触らなくて良いので仕事が楽に思われがちだけど、順番待ちのルールとかその時間の長さや、埠頭内での細かいコンテナの置場所移動などの作業が自分とは相性が合わなくて自分はやりたくない。

でもコンテナの方が合う人を幾人か見てきたのでそこも人それぞれです。

で、ダンプ屋さんですが、自分の印象だと、トラック業界は世間のルールに縛られて速度が出せなくなったり、430休憩を取らされたりと縛りが多い上に荷主に嫌われないために態度や服装を正すなどの努力も強いられる時代になりましたが、ダンプ屋さんはそのあたりがかなりトラック屋より緩いように見えます。

自分がいた頃のダンプ屋さんは背中に絵が書いてあったり、政治結社に所属してるような人がチラホラいて、尚且つ全然そんなのじゃないクセに口だけヤクザだ右翼だと自称する輩もいたりして、ちょっと面倒な要素も多い世界でした。

今はどうか知らないけど長年そっちから離れていた自分からすると、今さらトレーラー降りてダンプ屋さんになりたいとはやはり思えないんですよね。

もちろん海上コンテナにもフェリーにも行きたくない。

長距離も勘弁。

↑みたいな感じで、ダンプ屋さんから見たら「トラック、トレーラー」であっても当の運送屋側から見るとその中にも細かくいろんな業種があるわけです。

それぞれに合う合わないがあります。

自分も今の仕事は楽な部類だと思っていますが、やはり馴染めない人は馴染めない。

なんなら自分もこの仕事の前は4軸ウイングの仕事で航空貨物やら精密機械やらをやってたので、最初に今の仕事を始めた頃は嫌で嫌でたまらなかった。

そんなものです。

だからダンプ屋さんに馴染めない人がいるのもわかります。

自分は最初に乗った大型がダンプだったので疑問も無く乗ってましてが、今にして振り返るとそんな風に思います。

あとは収入ですね。

自分の頃は深箱バリバリの時代だったので1回の単価も高かったけど、積めなくなった今はどうなんでしょうね。

そのあたり、見合った収入が得られないと思った人なら仕事の合う合わないに関係無くやめて行くでしょう。

色々な要素が絡んでると思いますね。