解決済み
氷河期世代で正社員になれなかった人について 私は中小企業で人事を担当しています。 昨今の人手不足により求人をかけてもなかなか思うように人が集まらず困っています。ある日ハローワークから送られてきたチラシで、氷河期世代を雇いませんか?といった内容を見かけました。 チラシの内容をざっくり言うと、氷河期世代は就職が困難だったため正社員にはなれなかったけど有能な人材がたくさんいます、だから正社員で雇ってください、的なものでした。 ここでふと疑問なのですが、氷河期世代とはいえ有能な人であれば当時の状況がどうあれすでに正社員になっている(なれている)と思うのですが、そんな簡単な問題ではないのでしょうか? まだほんの数年しか人事に携わっていませんが、氷河期世代と呼ばれる方たちの採用面接、試験等も見てきましたが、これは世代の問題ではなくご本人の問題なのでは…?という方がほとんどでした。 氷河期世代なら能力が高い有能な人物が正社員になれず眠っている、というのは、徳川の埋蔵金がどこかにねむっている、と同じレベルの夢物語でしょうか…。
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平成のバブルが崩壊し、銀行や証券会社まで倒産する時代(それが引き金で企業倒産も相次ぎ、故に氷河期と呼ばれるに至りました)。 第二次ベビーブーム世代の学生が、社会人に生まれ変わる時代でもありました。 新社会人になる人数は500万人以上。 ところが先に書いたように大不況なのです。新卒採用を見送りする企業がたくさんありました。 正社員として雇用される人数がどのくらい居たのか、私は数字を持っていません。令和の今だたっとしても、500万人以上を正社員にするキャパは日本に無いように思えます。 多くの新社会人が辛酸を嘗めたことは想像できるかと思います。 それから20年以上経過しました。 その頃の人材が冷凍保存されているわけもなく、ボロボロになりながら生きてきたわけです。ボロボロな人材とはけして言わなかったと思いますが、使ってくれ、と役所に言われたのでしょう。年齢の割に役に立たないかもしれませんが、暖かく迎え入れてください。 痛みにだけ敏感な人達です。
なるほど:6
私は氷河期世代です。 確かに仰る通りで、「飛び抜けて有能な人」は当時から就職出来ていたと思います。 とは言え、バブル崩壊後の不況をリアルに体験した身としては、思うことが色々あります。 まず、住んでいた場所が都会か田舎かでだいぶ違います。 田舎住みだと本当に仕事が無く、ありつけたとしても会社が倒産したり、経営難でリストラされたりという話をよく聞きました。 また当時はインターネットが普及して居なかったですから、仕事を探すというのが大変(情報も無いのですから悪い企業を調べられないし、無駄足を踏むことも多かった)でした。 その後世間には派遣や非正規の求人が増えました。 正社員で働きたい意欲はあっても、生きる為にはお金を稼がなきゃいけないのですから、とりあえず手っ取り早く働ける非正規に飛びついて転職のタイミングを失ったという方も結構な数居ると思いますよ。 私は運良く30代で就職出来ましたが、はっきり言ってたまたま運が良かった。 運悪く転職し損ねた、能力のある方は気の毒だなと見ています。
なるほど:2
簡単に言えば確かに今の時代ならその方々の一部は正社員にはなれていたでしょうが、仕事という意味でできる人かと問われればそうでない場合が多いかと思います。序列をつけるなら現在下位5%が正社員になれないと例えると当時は下位20%がなれなかった時代でした。所詮は下位20%なのであなたがそう感じられるのは自然なんだと思います。しかし時代が違えば20%のうち15%は正社員になれたわけですからそういう意味では不幸な部分はあったかと思いますが。基本的にできる人は氷河期世代でも変わらず暮らしているかと思います。まあ新卒一括採用をやめるなりできればそういう言葉も流行らなくなるでしょうね、無理でしょうけど。
なるほど:1
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