まず、防衛省と自衛隊は同一組織です。 行政機関の側面を強調したいときの言い方が防衛省、実力機間の側面を強調したいときの言い方が自衛隊です。 なので、公式HPでも防衛省・自衛隊と併記されています。 そして、防衛省職員は事務次官以下(大臣等除き)全員自衛隊の隊員でもあります。 自衛隊の隊員は主に事務官、技官、自衛官に別れます。 事務官や技官にしても、自衛官にしても、巨大な組織ですから採用枠は1つではなく(20ぐらいあり)、体で働く人から頭で働く人までとても様々な人が働いてます。 ここでご質問の答えですが、事務官技官の中で、頭脳で勝負するキャリア職員の採用は「国家総合職」枠です。これは帝大や早慶レベルの難易度のものです。 他方、自衛官で頭脳で勝負する職員の採用は幹部候補生です。 事務官との違いは「幹部候補生の時点では1次セレクトが行われただけ」の状態です。 キャリア自衛官はお勉強だけができれば良いのではなく、部下の命を預かったり、重大な決断を適時に行う必要があることから、「仕事(実務)もできる」必要があります。 なので、キャリア事務官と異なり、幹部として採用された後、さらに約10年後、20年後にセレクトの機会があります。 これにより頭脳+実務能力が両立した人がキャリア自衛官となります。 なので、事務官の国家総合職と自衛官の幹部候補生試験の部分だけを比較したら幹部候補生のほうが簡単、となりますが、その後のセレクトも含めて比較したら「同じ」です。考えたら、結局トップは一人ですから、そこに上り詰める労力は変わらず、京大の人ですらトップになれるとは限りません。 一般に事務官や技官は事務職技術職に就きます。自衛官は事務職技術職に加えて部隊勤務もありますから、補職の幅が広いのが特徴です。 昔は事務官の総本山である内局が作戦にも関与してましたが、今は自衛官の総本山である統幕に一元化されました。 自衛隊(=防衛省)のトップは事務次官と統合幕僚長で、この2つは上下関係なく同等とされてます。 今は防衛大臣は早稲田、事務次官は慶応、統合幕僚長は東大出身ですから、日本の頭脳の縮図を見る感じです。 最近は自衛官も事務官(文官)の身分を併せ持ち、他省庁に異動(出向)し事務官として働くことも増えたようです。特に内閣官房では参事官の上の幹部である審議官にも自衛官が兼務するポストがつくられました。 現在(令和5年現在)の統幕長も外務省北米局日米安全保障条約課や内閣官房内閣審議官を歴任しています。 こうした自衛官から、部隊1筋の自衛官まで様々います。
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ごく普通ですよ、一般幹部候補生として自衛隊に入ったのでしょう。 一般幹部候補生はレベル的には国立中堅校レベル ただし、偉くなれば何万人もの兵士を指揮することになり、男としてやりがいのある仕事ですし 今は、イスラエルやウクライナの戦争もあることから連日、元自衛官の将官がTVに出て解説しています。 東大や京大から一般幹部候補生になる人は結構いますし、前陸上幕僚長は(陸自のトップ)は東大卒です。
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質問者は、自衛隊の法的な立場からの勉強不足です。 自衛隊の隊員は、一般職の国家公務員とは組織上の枠が違います。 自衛隊の指揮命令のトップは総理大臣で指揮下に防衛大臣その下に幕僚長がいます。 幕僚長と言うのは、各省庁で言えば次官です。 自衛隊は大きな組織ですから、組織内に高校・大学も有ります。 (防大・医科大等) また、自衛官になる窓口も多く有り、一般的には「一般幹部候補生・曹候補生・自衛官候補生」です。 レベル的には。 ● 一般幹部候補生は全国に名が通る大学と防大卒業生。 (将来、自衛隊を背負人達) ● 曹候補生は、普通の高校卒かその辺の大卒。(現場の隊員) ● 自衛官候補生は、期限付き採用。 (契約社員で、現場の雑務) ですから、レベル的に結構開きが有ります。 知恵袋に出ているのは、殆どが曹候補生と自衛官候補生の話です。 他に、細かい事が有りますが割愛します。 要するに、京大卒の人は「一般幹部候補生」枠で入隊です。 1年間の教育が終わると幹部で職場へ配属され、若くて苦労はしますがトントン拍子で階級が上がり、10年もすれば仕事上では直接話が出来ない、雲の上の人になります。
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