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資本金9500万の企業ってブラック企業ですか? 監査から逃れる為にあえて1億に届かないようにしてるって聞いたことがあるのですがどういう意味かわかる人いますか?
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資本金9500万の企業ってブラック企業ですか? →資本金とブラック企業であるかホワイト企業であるかは関連性が一切ありません。資本金100億円でもブラック企業はブラック企業ですし、資本金300万円でもホワイト企業はホワイト企業です。 監査から逃れる為にあえて1億に届かないようにしてるって聞いたことがあるのですがどういう意味かわかる人いますか? →会社法上の話で資本金1億円以下の会社は中小企業としてみなされて、税制面でメリットがあります。ですので、故意に資本金1億円以下とするようにして、税制上のメリットを享受する会社はよくあります。(資本金1億円以下であっても、資本金1億円超の会社の子会社である場合は、税制上のメリットは受けれません) 最近では、旅行会社のJTB、スマホゲームのグリー、アパート賃貸のレオパレス21、飛行機会社のスカイマーク、新聞会社の毎日新聞などが相次いで減資して資本金を1億円未満としたことでニュースになっていました。 資本金を1億円以下とすることで ・接待交際費を全額損金算入 ・外形標準課税の対象外 ・少額減価償却資産の特例 ・繰越欠損金の控除 ・法人税の軽減税率の適用 など、様々な優遇を受けることができます。 なお、大企業が資本金1億円以下に減資することについては批判もあります。家電メーカーのシャープは資本金を1億円以下に減資しようとしました。しかし、「中小企業の支援や税の公平性という観点」から、シャープのような大企業が減資して税制面で優遇を受けることに対する批判が相次ぎ、結局シャープは減資しませんでした。 もちろん、本当の中小企業が資本金1億円以下であるのは当然のことなのですが、シャープのような大企業が減資してまで税制上のメリットを取りに行くことに対しての批判です。
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