やっぱり語学系の大学やコースに通っていると安定した職に就くのは難しいのでしょうか？ 英米語学科の3年生です。

Question

やっぱり語学系の大学やコースに通っていると安定した職に就くのは難しいのでしょうか？

英米語学科の3年生です。4年生に近づくにつれて学校でも就職セミナーや就職説明会が多くなってきて就職に対して不安な気持ちが大きくなっています。よくどこかで語学系は就職はいいところには行けないよとか、英語だけできてもねぇとか言われます。確かに英語だけできていてもプラスアルファで何かができないと意味がないのかなあと思います。

そこで語学系の大学に通っていた人に質問なのですが、卒業後はどんな業界で仕事に就きましたか？就職活動や今からやっておいた方がいいことなどを詳しく教えてください。

Answer 1

自分が学生の頃は、まだ日本人が海外旅行へいく人も少なく、
ドルも今より高かったという理由もあり。
まず留学してたってだけで、職にあぶれなかったです。
ついでに英語を使う仕事は、今でもそうですが、給料が高め。

私は派遣ですが、派遣も同じで、
英語が使える人の求人は時給が高めです。

特に外資系は高いです。

ただ事務とかで簡単な英語を使う仕事は
そんなに給料がよくないですが、
会議の同時通訳とかの仕事が含まれると、急に高いですね。
（翻訳だけってのは、そんなに高くないです）

一昔前は、英語を使うというと、医療業界の英語がすごく多く。
貿易はまぁ、当たり前のようにありましたが、
英語を使う業界の範囲がとても少なかったです。

それと、日本人が英語ができる人がいなかった分、
外国人スタッフがそこを埋めてました。

けれど、最近はネットで世界中とやりとりする仕事が
増えたせいもあって、いろんな業界で英語の範囲が広がりました。

特に以前は、英語ができる人が少ない分、
分野に関係なく、医療関係へ無理やりつれてゆかれてゆくことが多く。

ただ、医療のことを日本語ですら知らない人に
お前英語ができるんだろ？って、ただそれだけで、
医療業界の英語につれてゆかれても、困ることが多かったです。

脳みその中に、そもそも知識がなければ、
言葉ってのは、何語だろうと、母国語ですら、でてこないわけです。
（わかりますよね？）

そして昔は、ネット上の英語辞書も、書籍の英語辞書も
一般的なものしかなかったので、医療の専門用語なんて
辞書でひいてもでてきやしないって感じで、本当に大変でした。

今は英語の分野も、業界が広くなり、
●●の専門知識があり、しかもそれを英語でできる
っていう人が優先されるようにはなってきましたが、
まだまだ、英語を話す人はいても、その業界の専門知識はない
っていう人が多く、医療業界の英語のような状態の職場も多いですよ。

これからの英語は、なにか得意分野の業界の専門知識を身に着けた上で
それを英語でできるようにするっていう形に変わってくると思います。

最近は理系の授業でも、あえて英語で授業をやったり
そういう大学もあるのだそう。
まるでそれは留学生と同じです。

留学生は海外で大学の授業を受けるので、
ただ英語を使うのではなく、専攻分野で英語を使うわけです。
だからその専攻の専門用語に強くなります。

その点、英文科というのは、なにか特化した分野がないので、
質問にあるようなことを言われやすいのかとは思いますが。

逆にいうと、幅広いマルチな分野に対応してゆける
可能性をもっているので、入社したてはすぐに対応できなくても、
いったんその業界になれたら、強みを発揮してゆけると思いますよ。

あと、どうしてもネイディブの国（米国とかイギリス）と仕事
となると、時差の都合でメールのやりとりが多くなるんです。
だから、話す機会が減ってしまって、英語がしゃべれなくなってくる。
書類はOKでも。

が、ネットの普及のおかげで、アジア間のやりとりも増えて、
小さな国がそれぞれバラバラの言語を
話しているから、お互いの共通語が英語になります。

そして時差が少ないので、欧米とは違い、
電話とか会話が多くなるのがアジアとの取引です。

皆、ネイティブと仕事をしたがりますが、
実はネイティブじゃないからこそ、共通語の英語が必要なことが多く、
お互い、それぞれの国のなまった英語で、英語が必要だったりします。

なので、今はネイティブにこだわる時代ではなく、
世界中の共通語としての英語なんです。

津軽弁の人もいれば、大阪弁の人もいる・・・
っていう感覚です。