解決済み
海上自衛隊の自衛官候補生は寮から出れるものですか? 友人の自衛官彼氏が、高卒して半年ぐらいに友人と同棲しだしたのですがネットで調べても、自衛隊は結婚でもしない限りはそんなに早くは出来ないと聞いています 制度でも変わったのでしょうか? 知り合いの元自衛官から聞いても、そんな事は無いと言われて、モヤモヤしています どうか誰か教えてください
2,726閲覧
「自衛官候補生」は自衛隊入隊3ヶ月以内の新人であり、まだ教育期間中ですので寮から出ることはできません。 入隊3ヶ月後の7月1日に2士という階級を与えられることで、正真正銘の「自衛官」になりますが、まだ教育期間は続きます。入隊から5ヶ月間の教育を経て、8月末に教育隊を修業して部隊に配属され、現場第一線の自衛官となります。 そして、海上自衛隊の艦艇勤務の隊員の場合は、早くから下宿(アパート)を借りることが可能です。 具体的にアパートを契約できる基準は部隊によって違いますが、早いところでは教育隊を修業したら即座に許可されるところもあります。 ただ、それはあくまでも艦艇勤務の隊員だけです。海上自衛隊には艦艇だけではなく航空基地などの地上部隊もありますが、地上部隊の新人隊員にはまだアパート契約は認められません。 そもそもの話として、自衛隊の駐屯地・基地の中には「営舎」という施設(※寮とは違います)があり、幹部以外の自衛官は営舎の中に居住する義務があります。 「営舎」に住んでいる自衛官のことを「営舎内居住者」といい、略して「営内者」といいます。 自衛隊にこのような義務がある理由は、緊急事態発生時に瞬時に作戦を展開するために一定数の人員を基地内に残しておく必要があるためです。この営内居住の義務があるのは曹長〜2士の階級にある、幹部以外の全ての自衛官です。ですが、営内居住を免除される条件がいくつかあります。例えば30歳以上で2曹以上とか、結婚しているとか、条件を満たせば営内居住を免除されます。 海上自衛官も同じように、営内居住の義務があります。ですので通常であれば、艦艇勤務や航空基地勤務に関係なく全ての海上自衛官が営内に居住する義務があるはずですが、艦艇勤務の隊員の場合、営内=艦艇にあたります。ですので、もし仮に艦艇勤務の隊員全員に営内居住を義務付けてしまうと、莫大な量の水や食料を消費することになります。長期行動を行う艦艇にとって、水や食料というのは貴重品です。海の上で水や食料が途絶えたら隊員は餓死してしまいます。だから、艦艇勤務の隊員は節水に神経を尖らせています。 そして、艦艇はいつ緊急出港がかかるか分かりません。不審船を発見した、飛行機が洋上に墜落した、など緊急で現場海域に向かう必要がある時もあります。そんな時に、営内居住者が水や食料を消費してしまったら、いちいち水を補充して食料を搭載しなければなりません。緊急事態発生時にそんなことをやっている暇はありません。 だから、仕事とは関係ないところで水・食料を消費しないために、艦艇勤務の隊員には早くからアパートを契約することが許可されるのです。
4人が参考になると回答しました
今度空自に入るのでそれで調べてるうちにわかった程度のことですが海自は営外暮らししやすいらしいです。 わりかし早くアパート借りれるらしいですよ。
営内に住まないと駄目な階級の隊員でも 寝る・休日を過ごす・生活の拠点とする場所 通称「下宿」を借りる慣習が海自にはあります
< 質問に関する求人 >
海上自衛隊(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る