解決済み
IT人材の市場価値について質問です よくアメリカのIT人材は高級取りだと聞きますが、アメリカではどのような人材が求められているのでしょうか?(大規模PMか、webプログラマー、データサイエンティストなど) また、将来的には海外を見据えて日本の新卒をする場合、 大規模PMの経験が積める大手SIerか、 アジャイル開発でプログラミングを含む経験ができる会社、 のどちらが自分自身の市場価値は高くなりますか?
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アメリカの大手保険会社のIT部門に勤務しています。(今現在の職務は大規模プロジェクトのプロダクトオーナー) 質問に関してですが、ITエンジニアになって、どの時期にアメリカへの転職を狙うかによって違いますね。 数年だと、大手Slerにいても、大規模プロジェクトのマネジャーなどできません。やるとしたらSEやプログラマー、または大規模プロジェクトの中のサブプロジェクトのリーダーあたりでプロジェクトの一端を担うだけ。アメリカの履歴書には職務、つまりあなたの担当した仕事について書くわけで、どんなに大きなプロジェクトチームにいたかは関係ありません。 アメリカでもITは裾広がりで、大規模プロジェクトの件数は少ないし、また大規模プロジェクトを任せることができるシニアPMも全体のPMに比べれば需要は少ないです。プログラマーが17人くらいいれば、その上にテクニカルリーダーが1人。テクニカルリーダーが4人くらいで担当するシステムにアーキテクトが1人。わたしの勤務先はそんな感じです。 なので、4〜5年経験があるプログラマーとかシステムズアナリスト(日本のSE)の需要が一番多いのでは。ただし、最近はシステムズアナリストは供給が増えてきているので、プログラマーの方が給料も高いことが多いですね。日本だとプログラマーの上にSEがいるという構図ですが、アメリカでは対等です。テスター/QAアナリストの需要も高いですよ。 一方、10年以上先の中堅社員になってからアメリカへの転職をということなら、能力がある人は大規模プロジェクトのPMやアーキテクトを任されるでしょうから、大手に入ることも悪くないと思います。 アメリカで採用側の頭痛の種は、10年以上の経験があるテクニカルリードやアナリストリード、テクニカルアーキテクトの空きが出た時に優秀な人材を見つけることが難しいという現状です。優秀な人は引っ張りだこなので… そこを狙うのもありだとは思います。 それと、大規模プロジェクトでも、アジャイルチームをいくつも作って開発していく方式を取るIT部門も増えているので、アジャイル開発のスクラムマスター、プロダクトオーナーなども結構重宝されると思います。 それからセキュリティ関連には大きな需要があります。セキュリティ関連を熟知したITコンサルタントなど、その方面のスペシャリストは強いですね。 データサイエンティストについては高学歴(修士号や博士号)が多いですね。AI関連の部門も博士号が結構います。 ただし、役立たずはすぐ切られるので、並以上の能力は必要です。 実際、わたしのチームでは、今週末で去年の9月とと12月に雇った2人のプログラマー(この会社ではデベロッパーと呼ぶ)が、期待通りの仕事ができないので解雇。1月にはアナリストを1人解雇してます。アナリストの穴はすぐ埋まりましたが、プログラマーの方はまだ1人しか確保できていません。今月末にはシニアアナリストが社内転職するので、そのポジションも募集中。こちらの職務の難易度が高いので採用は難航しそうです。 このように需要はいくらでもあるのですが、就労ビザの発給数が限られているので、優秀な外国人がいても就労ビザの抽選に漏れると雇用できないし… そうでした。アメリカで就労したいなら修士号取っておくことをお勧めします。院卒には就労ビザの別枠があるので。 (わたしは日本でSEを数年やって、アメリカの大学院で修士号を取り現在の勤務先にOPTという正規留学生向けの就労許可で採用されて正社員となり現在に至っています。)
なるほど:2
どこの世界でもそうですが、価値ってのは需要と供給で決まります。 需要が多くても供給も多ければ価値=価格は下がりますし、需要があって供給が少なければ価格は上がるということですね。 なので、当然ながら日本とアメリカでそう大きく違うこともなく、給料が高いのは希少価値があるPMなどの上級職です。 プログラマーなどは需要が大きくてもできる人が多い=供給も多いので給料はそんなに高くはなりません。(まあ特に技術の高いプログラマーは別ですが、普通のものを普通に作れる程度ならね) それに、プログラミングなどの下流工程は独学でやろうと思えばそれなりに身につきますので、自分の価値を高めると考えるならできるだけ上流の経験を積めるのが良いということにはなりますよ。
アメリカのIT市場では、需要が高い分野は常に変化していますが、現在では以下のような分野が求められているとされています。 ソフトウェアエンジニアリング クラウドコンピューティング セキュリティ データサイエンス・ビッグデータ 人工知能(AI)・機械学習 アメリカのIT市場は非常に競争が激しく、各分野で専門的なスキルや知識を持つ人材が求められています。例えば、ソフトウェアエンジニアリングにおいては、JavaやPythonのようなプログラミング言語に熟練した人材が求められています。また、クラウドコンピューティングやセキュリティにおいては、AWSやAzure、Google Cloud Platformなどのクラウドサービスに関する知識や、情報セキュリティに関する認定資格を持つ人材が求められています。 日本のIT市場においても、将来的には海外進出を見据えた経験やスキルを持った人材が求められるようになっていくことが予想されます。ただし、大手SIerにおける大規模PMの経験とアジャイル開発でプログラミングを含む経験のどちらが自分自身の市場価値が高くなるかは、企業によっても求めるスキルや経験が異なるため一概には言えません。将来的に自分が海外進出を見据えている場合、その地域で求められるスキルや知識を持った人材となるように、自身が興味を持ち、スキルを身につける分野に力を入れることが重要です。
なるほど:1
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