まだ、高校生なのに、社労士という資格をご存知で、それになりたいと思えるということに、少し感動しています。 通常は社会や会社への理不尽をおぼえて、この職業を知る人がほとんどではないかと思います。 私は社労士開業していて、過去に役所の非常勤の経験もあるのですが、役所での働き方(考え方)は社労士業にもっとも遠い経験ではないかと感じてしまいます。 「役所という限られた予算が重視される社会」 ではなく、 「経済の成長の中で働く環境が大きく変化する社会」 に社労士の需要があるのではないかなと思ってしまうからです。 でも、 規律や前例の有無で反射的に働く公務員的な考え方を、社会のすべてだと鵜呑みにせずに、サラリーマンのご家族やお友達の不満を自己の働き方と比較しながら、社会がどう動いているのかを意識できれば、よい経験になると思います。もっともホワイト企業なわけですから、ある意味、模範とも言える部分がたくさんあるはずですよね。 役所にそまると、社労士になっても苦労すると思いますので、夢をかなえるためには意識をもつことが大事だと思います。 ちょうど、わが子が高卒で社労士を目指しています。 21歳で行政書士に合格しました。25歳での社労士受験を考えているようです。行政書士を受験されるのがもっとも近道かと思いますので、まずは、試験本を眺めてみて、理解できそうかどうか、勉強できそうかどうか考えてみるとよいかもしれません。行政書士試験も大変かと思いますので、まずは、法律の読解力があるかどうか…ここがポイントかと。社会経験が少ないと、民法、憲法はすんなり入るようですが、商法に苦労するようですよ。行政法は今後の経験で得意分野になるかもしれませんし。科目ごとに足切りはない試験なので、不得意分野があっても、得意分野でカバーできるかと思います。努力は必須ですが… 配属が国民年金課や国保課になればいいですね。 そうしたら、その経験が社労士にすごく活かせると思います。 20代前半に社労士になっても、成功するのが難しい職業ですので、あまりあせらず、コツコツ学んで、いろんな経験を積みながらが…という方がよいかもしれません。 私も独身時代に受験を考え始めましたが、その後に妊娠出産、育児を経てから受験しました。そういった経験も職業ネタになるのです。それが社労士です。重い病気をしたり、介護をしたり、ブラックで働いたり…複雑であればあるほど、社労士業に活かせます。 あとは、なぜ、社労士になりたいのか、どういう社労士になりたいかで、本当に、社労士にチャレンジすべきかが決まるかと思います。 周りには、何年も受験して、諦めた人がたくさんいます。 あと一歩が、大変、難しい試験です。私もさんざん苦労しました。 その一歩にすべてを注ぐくらいの気持ちは必要かと思います。 天才でない限り… がんばって考えましょう。まずは、そこからですね♪
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