こんにちは。私も通信制高校で現役で教員をやっているので、回答させて頂きますね。 まず、通信制高校で教員をする場合には、常勤として勤務したいか、非常勤として勤務したいか、という事が大きく関係して来ます。 基本的に、高校である以上、全ての教科には免許を持った教員が必要です。 ですが、通信制高校の場合、毎日授業がある訳ではありません。 教員免許を持った人が必須の作業としては、レポートの添削と単位試験の評価、そしてスクーリングと呼ばれる授業の実施。 これらは教員免許保持者が必須になります。 言い方を変えれば、それ以外は教員免許が無くても出来る。という事です。 このため、通信制高校でかなり多いのが、非常勤の教員です。 その中で一番多いのが、スクーリングを単発などで担当していく教員です。 なお・・・ちょっと話はそれますが、通信制高校には、広域通信制高校。というものと、狭域通信制高校。という物があります。 広域制。というのは全国の生徒が入学出来る通信制です。 狭域制。というのは、生徒の在籍出来る都道府県が、1つまたは2つまでの地域になっている通信制です。 このため、広域制の場合には、スクーリングが北海道から沖縄まであるため、1人の教員が移動をして行くと大変です。 なので、北海道はA先生、東北はB先生、北関東はC先生・・・というように、地域ごとにスクーリング担当が非常勤で採用されて、その地域で授業がある時だけ担当します。 逆に狭域制の場合は、都道府県は1つまたは2つなので、原則メインの教員が1人でスクーリングを回る事になります。 ただし、通信制の生徒達はレポートを作成して、郵送またはwebで提出する訳ですが、広域制も狭域制も、レポートを添削する教員は1人で良い訳です。 郵便またはwebなので場所が関係無い訳ですからね。 なので狭域制の場合の教科毎の教員は1人である事が多くて、その教員がレポートからスクーリングまで担当するので、狭域制の教員は常勤で勤務して居る事が多いです。 逆に広域制の場合、複数の教員が各地を担当するので、スクーリングだけの教員も居れば、レポートの為に常勤にしているのも微妙なので、レポート担当も非常勤。という場合もあります。 ちなみに非常勤の場合は、50分授業1回で2000円。とか、レポート1通の添削で50円。とか、そういう出来高制の場合が多いです。 ただし、通信制であっても、教科書は国で検定を受けた検定教科書を使用します。 このため、勉強内容については、全日制も通信制も、教科が同じだったら内容も一緒です。 例えば数学の場合、教科がそもそも少ない。という事はあります。 通信制では数学Ⅰと数学Aしかやらないけど、全日制では数学ⅠとⅡとⅢとAとBとCをやる。というような感じで、指導教科その物が少ない事はあります。 ですが、数学ⅠとAの内容が変わる。という訳では無いので、範囲は一緒です。 ただし、通信制の場合は授業時間が全日制よりも短いので、教員が授業をする内容については減って来るでしょう。 でもこれは教員が授業をするのが減って居るだけで、生徒側は自分で教科書を読んで、レポートなどを書きます。 なので、たまたま一部の授業が無かっただけで、内容は一緒です。 ちなみに・・・ 一応触れておくと、単位試験で100点が取れないと合格出来ない。という訳では無いです。 大抵の場合は60点合格。という事なので、言い方を変えれば、残り40点は出来なくても単位が取れます。 質問者様は英語の免許保持者という事なので、英語を例にすると、例えば関係代名詞が分からない。という生徒が居たとしても、英語Ⅰの単位試験などで、関係代名詞が40点以上の配点で出たりはしない訳です。 そうなると、教師が授業でやらなかった部分は生徒が自分で勉強する必要がある訳ですが、関係代名詞が全く理解出来ていなくても、残りが出来れば合格基準に達して単位が取れてしまいます。 全日制の場合、1学期前期と後期、2学期の前期と後期、学年末。という感じで、5回のテストがある所も多いですが、通信制高校の場合は、大抵の通信制は1年分を纏めて単位試験として実施する。という事なので、全日制だと特定分野が出来なかったらその時だけ大幅に点数が悪くなりますが、纏められている通信制だとそこまで悪くならない。という感じにはなりますよ。 なので内容としては、変わりません。が、教師が授業で扱うかは別問題です。 ちなみに・・・通信制あるあるですが、授業日に出席しない生徒が多数発生する事が結構あります。 このため、例えば非常勤で地方会場の教師になると、1度の授業での受講者が、10人未満という事がかなりあります。 そしてこの10人がさらに当日欠席したりするので、稀に生徒1人対教師1人になる事もあります。 最悪の場合、生徒ゼロ。という事で、授業中止になる場合もあります。 ちなみに非常勤の場合、指導に対して指導料が支払われるので、生徒ゼロで授業中止になると、何もお金が貰えない無駄骨になる事もあります。 また、生徒によっては人と話しをするのが苦手。とか、教室の机が苦手。とか、何かしらの苦手がある生徒もいます。 なので授業については、毎回異なる授業展開をして行かないといけないので、ちょっと大変です。 例えばコミュニケーション英語Ⅰの授業を質問者様が担当するとして、当日の生徒が4名しか居なくて、全員無口だったり人と話しをするのが苦手。という事だったら、どうやって授業をするんだ。という話になります。 とまあそんなこんなで色々ある訳ですが、やっていると色々な生徒達も居ますし、上手く行くと自分も楽しいですし、やって居て良かったな。と、思う時も絶対にあるとは思いますよ。 とりあえずはそんな感じですね。 長くなりましたがとりあえずはこの辺で。
なるほど:1
内容的には変わらないでしょう。ただレベルがどうなるかという事ですね。 しかし、公立(都道府県立)は 採用試験は7月になりますね。 私立はその学校独自に行うでしょう。
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