元採用担当のおぢさんです。仕事柄プランニングは散々やってきたので、想うところだけ書きますね。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。 「企画」の仕事って学生さんからとても人気ですから、営業企画とか企画営業とか適当に使って営業マンを集めている会社さんもあるので注意が必要ですね。 さて、イベントを作りたいという意気や良しですが、これまでに何かやってこられたのでしょうか。リクナビと書かれているので、おそらくは大学生の方だと思いますが、そうであれば企画と名がつくものは学内だけでもやり放題なわけです。そういったことを積み重ねてこられたのでしょうか。 小さいものであれば数名の飲み会だって立派なイベントです。それが10名・30名・100名と人数が増えるほどに、どんどん難易度が増していきます。そんなに大勢の人が、なぜ同時にそこへ集まるのかについて、相当な理由(魅力や価値)が必要となるわけで、それを作るのが難しいのです。もちろん、会場だってかなり限定されますし、交通手段や無断キャンセルへの対応をどうするかも悩みどころです。 さらに言えば、一定数を超えれば警察への届け出や警備員の配置までやらなくてはなりません。この難しいことを考えて実現に漕ぎ着けるのがプランナーなわけで、学生時代に好き好んでやらなかった人が、これを仕事としてずっとやるとなると病んでしまうかもしれません。「イベントや企画に興味があります」という学生さんに対して丁寧に説明すると、諦める人も少なくないのが現実ですね。「興味がある」というのは、面白そうという程度でしか無いのですから致し方ありませんが。 話を戻しますが、大学内外にかかわらず数百名が集められる人であればそれだけでも大きな実績となりますし、いろんな企業や団体とコラボが可能となります。そういう動きの中で、実社会との接点や居場所を探るべきであって、どこかに就職して徐々に教えてもらおうというプランナーはどこも必要としていないと考えます。なぜならば、プランナーは数字(結果)が出せてなんぼの世界であって、アイディア出しをする人ではないからです。 もちろん、プランナーでなくともイベントそのものに関わりたいからと芸能・音楽関係やスポーツ興行関係の業種に行く人もいます。一番零細企業でも良いのなら、ヒーローショーやお祭り参加がメイン事業のテキヤさんになるでしょうか。 他にも、NPO法人であれば、イベント活動をしているところも少なくないでしょうか。就職は一般企業にしておいて、NPO活動に参加していくという選択肢もあると考えます。 いちばん大切なのは、本当にそれを40年以上仕事としてやり続ける覚悟の有無と、前述のような準備としての実働をやるだけの根性の有無かなと思います。まぁ、最終的にはどんな会社に入ったところで、企画ができる人にはそういった仕事が舞い込みます。難しい条件の中での企画立案から運営は胃が悪くなりますが、終わった後のビールは格別だったりします。
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