元指導員です。 難易度は決して高い資格試験ではありませんが、国家資格に準ずる資格なので無勉で受かる程でもありません。運転技能試験を除いて暗記勝負になる課題ばかりなので、暗記が得意かどうかでも人によって勉強量は変わります。私は日々の雑務の合間+帰ってから1時間程度の勉強量で初回合格しましたが、上司・先輩の話を聞くと毎日家で数時間勉強している人もいましたね。「人生で一番勉強した」と言っている人も多くいます。もちろんその人の学歴等によっても感じ方は異なるかと思います。 試験科目は6科目あり、全てに合格しなければ審査合格証明書が交付されません。各試験内容は以下の通りです。 ①小論文(指定教習所関係法令) 指定教習所は法令でガチガチに縛られているので、その内容について問われます。指定教習所制度、教習指導員の社会的責任、資格要件、指定教習所に必要な人的・物的・運営的基準等について問われます。回答は実務必携に準じて行いますが、あの本を丸暗記しても回答が間に合わない事が多いので要約分を暗記します。 ②小論文(教育知識) 教習指導員は千差万別な教習生に対して教育を行う仕事ですので、教育理論に基づいて業務を進めなければなりません。そのため学習の原理や四段階法等、指導する上で知っておかなければならない教育理論について問われます。指教関係法令と同じく実務必携を要約して回答します。 ③面接(技能教習) 技能教習について指導要領に基づく教習の進め方を面接形式で問われます。例えば「技能教習第1段階項目3について説明して下さい」と出題されると「技能教習第1段階項目3は発進と停止について教習を行います。この教習の目的は~、細目は~、基本的留意事項は~」と言う形で指導要領に習って回答します。この回答方法については通常の面接による対面形式で行われる場合と、実車を用いて実際に教習を行う形で進められる場合があります。 ④面接(学科教習) 内容は技能教習に関する面接に準じ、内容が学科教習について問われます。 ⑤教則 通常の運転免許試験における〇×マークシートの問題を解きます。内容も共通ですが、求められる合格ラインが高くなります。人が採点する他の課題に比べて機械的に採点されるので、意外とここで落とす候補生が多くいます。 ⑥運転技能試験 教習指導員として必要な「お手本の運転」が出来ているかを問われます。課題走行は出来て当たり前、法規走行も前提とした上で、如何に教習生に対して手本を示せるかが重要なポイントです。ハンドルの握り方・回し方、シフトレバーの持ち方や動かし方等、通常の運転免許試験ではそこまで重視されない細かい部分まで見られます(採点にどこまで含まれるかは印象の問題)。 これら6科目の内容を2日に渡って行います。試験は年に多くて3回行われ、1年間を通じて6科目に合格出来れば大丈夫です。ただし通常は2回目までに合格するのが一般的ですので、3回目まで引っ張ると後の昇進や査定への影響が考えられます。
先に答えてる方がいるので訂正ポイントだけ まず試験の種類や内容は各都道府県によって変わります。 6科目のところもあれば7科目のところもあります。 大きい内容としては変わらないのですが、同じ質問を試験官からされたとしても、面接式なのか筆記式なのかで気持ち変わりますよね。 そして試験日数も各都道府県で違いがあり、私が在籍でしていたところは2ヶ月間ほどかけてそれぞれの試験や人数を割り振って行っていました。 試験回数も都道府県によって違いがあり、年2回のところもあります。噂では東京都は年4回あると聞いたことあります。 ただ、1年間で合格しないといけないことは確定なので東京都のように年4回あると有利ですよね(笑) 一度取得した教習指導員の資格は他の都道府県に行っても使えるので私は東京都が羨ましいなと思って試験を受けていました。
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