イラストレーターです。 作風の統一ができません。 イラストを本格的に描き始めてもう12年くらいになります。（それ…

Question

イラストレーターです。
作風の統一ができません。

イラストを本格的に描き始めてもう12年くらいになります。（それまでも絵はずっと描いてました）プロとして仕事をするようになって7年ほどです。兼業で、たいした量の仕事はしてません。
ジャンル的にはオタク系です。そこだけは今のところ絞れています。（昔はそこすら曖昧でした）

以前は、「まだ駆け出しだから、いろんな作風を描いて、いずれ自分にあった物を…」と思っていましたが、7年以上描いて、むしろ作風は増えていくばかりで、統一感も何もあったもんじゃなく…。

「いろんな仕事に対応できる」といえば聞こえはいいですが、それだとブランディングもできないし、SNSのフォロワーも増えないし、単純に「なんかいろんなことしてるけど、全体的にぱっとしない人」って感じになってます。
実際、毎回作風が違うせいで、一つの突出した得意ジャンルも作れないです。
仕事も減ってきて、ついに無職になりそうです。

理由をいろいろ考えたんですが、基本的に飽きっぽくて、似たような絵を連続して何枚も描けないことがわかりました。

なので、厚塗りの次はアニメ塗り、アニメ塗りの次は水彩塗り…という感じで毎回塗り方も違いますし、絵柄も水彩塗りで耽美風のイケメン描いたり、万人受けしそうなシンプルな絵柄で子供描いたり、エロ萌え美少女描いたり、厚塗りで風景画描いたり、めちゃくちゃです。
どれも一定以上の水準には達してるんでしょうが、一枚でバズれるほどの威力もなく、「まあまあ」ラインどまりです。

これでも一応、「しばらくはこの塗り方を極めよう」とか一応考えているはずなのに、気づいたら違うことやってます。（ADHD気味なので関係するかもしれません）

人気イラストレーターのポートフォリオを見ると、本当に似たようなテイストの絵ばかり何年も何十枚も描いていて驚愕します。
中には、作風が多少迷走した人もいますが、ちゃんとある程度のところで絞れています。

やっぱりこういう人は、自分と何か精神面が違うんでしょうか。
何か一点極めたいことを決めたら、他に浮気はあまりしたくならないものなんでしょうか。

どうしたら作風って、統一というか、せめてメインを決められるんでしょうか…。

Answer 1

一番需要のある絵柄に固定する

Answer 2

質問者さんと同じくらいのキャリア、同じような性質のイラストレーターです。質問の趣旨である「どうしたら作風を統一できるか」に答える形ではないのですが自分の生存戦略を参考までに書きます。

＞やっぱりこういう人は、自分と何か精神面が違うんでしょうか。
→これは人によって明らかに違うものだと思います。私自身はここら辺の性質は努力してもなかなか変えられるものではないと思っています。

結論から言うと、
12年描いてきて絞れないのであればもう一生絞れないと思った方がいい。その上で自分なりの戦い方を見つける、ということです。
私自身10年間絵柄を絞れなかったのでそういうブランディングは諦めました。基礎力はあり、なんでも描けますが当然SNSのフォロワー数はかなり少ないです。質問者さんと全く同じ状況です。
それでどうしたかというと、雇われイラストレーターになることを選びました。フリーランスと雇われでは求められる特性は真逆で、フリーランスの場合は仰られているように明確なブランディングがなされている絵描きに仕事が行きやすいです。実際に何人かの編集者の人が「なんでも描ける人にはわざわざ発注しない」と明言してるくらいです。
そりゃそうですよね。わざわざフリーに頼む時って明確な発注テーマがある時なんでそれを得意分野にしてる人に頼んだ方が良いものが出来上がりますから。ただ、雇われイラストレーターの場合は幅広く描きわけられる人が重宝されるんですよね。会社的にそっちの方がコスパがいいので。評価軸が真逆なんです。
私は現在ゲーム会社と業務委託契約を結んで、在宅フリーランスでありながらガッツリと特定の企業の常駐イラストレーターとして働いています。それとは別にたまに知り合い伝手で単発の仕事などを請けて収入にブーストをかけています。SNSの数字のことなんて考えなくて良いので気楽ですし、自分はそういう土俵では戦わないことを選択したわけです。
キャリアを歩むということは何かを捨てていく行為だと思っています。
絵柄が捨てられないのであれば何か別のものを捨てなくてはいけない。自分の場合、それによって捨てたものが「絵によって有名になりたいという名誉欲」だったり「就業時間の自由度」って感じですかね。

もし質問者さんの生き方の主題が単に「絵で食べていく」ことなのであれば、私のようにイラスト職として企業に属してしまうのも考えて良いのではと思いました。大した仕事量じゃないとはいえ、7年分の実務作品があればどこかしらのゲーム会社には普通に入れると思いますよ。

Answer 3

何種類か作風・内容別のアカウントを作って、ローテーションで作品作りをしてはどうでしょうか。

どれかに人気が出ればそれに注力してもいいですし、人気が出ないアカウントも別に閉鎖する必要はなくて、気分転換が必要だったらやればいいと思います。

Answer 4

>>毎回作風が違うせいでひとつの一つの突出した得意ジャンルも作れないです。
むしろそれを売りにすればいいのでは?特定ジャンルしか描けないより色々描けた方がむしろ様々なジャンルの仕事を受けられますよね?
作風が違うのもプラスに考えると色々な作風で描くことが可能なため意図的に制御できるのならこれも武器だし仕事に繋がるはずですよ