就活で業界研究をしているということは、 あなたは大学生なのですね。 大卒の人が大卒らしい職業に就くためには、 あなたが持つ「総合力」がカギです。 総合力って、 難しめのミッションでも自力で工夫して乗り越える能力のこと。 一人の知恵はたかが知れていますから、 他人の知恵を借りてあれこれ工夫しないと、 ミッションを乗り越えることはできません。 さて。 「この仕事をやり遂げたい」という熱意があれば、 どうしたらいいか自分でいろいろ考えます。 その過程で、 この部分はこの人に教わるのが効率的だとか、 この部分はこの人にお願いするのが楽だとか、 たどるべき道がどんどんクリアに見えてきます。 その道を必死でたどっていたら、 コミュニケーション能力なんて関係なく、 いつの間にか仕事は立派に完成してしまうのです。 後で考えると、 「あれはコミュニケーション能力で処理したな」と気づくのですが、 やっているうちは、 あれこれ考えながら必死にやっているだけ。 つまり、 コミュニケーション能力なんて、 仕事に熱心に取り組んでいるうちに、 いつの間にか身についてしまうものなのです。 つまり、 学生のコミュニケーション能力と、 社会人のコミュニケーション能力とは、 かなり違っているのです。 学生のコミュニケーション能力って、 いろんな人と仲良くする能力ですよね? 一方、 社会人のコミュニケーション能力は、 仕事を達成するための能力。 いろんな人と仲良くできるからと言って、 仕事ができるとは限りませんよね? 大学生が 「コミュニケーション能力を必要としない仕事に就きたい」 なんて、 コミュニケーション能力という固定観念に囚われすぎです。 仕事に対するやる気や熱意があれば、 必要なコミュニケーション能力は後からついてくるのです。 無口でも、愛想が悪くても、 「あの人は仕事ができる」と評判が立つ人、 どんな業界にも、どんな会社にも、たくさんいます。 そういう人は、無口で愛想が悪い代わりに、 まじめで、誠実で、信頼できる人なのです。 あなたは、
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