前受家賃の計上に関する問題です。

Question

前受家賃の計上に関する問題です。問題文には、「前受家賃は、所有する建物の一部の賃貸によるもので、毎年２月と８月の初日に向こう半年分（毎回同額）を受け取っている。」とあり、解答を見ると、
毎年２月と8月の初日に向こう半年分の家賃を受け取っているので、翌期の収益とすべき分である1か月分（19年1月分）を繰延べます。なお、試算表の受取家賃は、期首に行った再振替分（１か月分）と、今期に支払った１２か月の合計、１３か月の合計です。と、あるのですが、これだったらわざわざ半年分ずつ分割せずに「６か月＋6か月＝12か月」としたほうが良いのではないですか？だれか、わかる方お教え下さい。

補足

補足ですが、「13か月」で割っているのもよくわかりません。どうぞ、ご教示ください。

Answer 1

年度といつから受取家賃を受け取っているか記述がないのですが、文面から年度は1月1日～12月31日で、受取家賃は前期以前から受け取っていると判断しました。

まず、13か月について。

前年度に前受家賃がある場合には、期首に再振替仕訳が行われています。
前受家賃 6,000円/ 受取家賃 6,000円
※金額は1か月分

そして、2月と8月に家賃を受け取った際の仕訳は以下のようになります。
現金 36,000円/ 受取家賃 36,000円
※金額は6か月分 を2回分

以上から、試算表の受取家賃には78,000円（6,000＋36,000＋36,000）になっています。そして、この金額は13ヶ月分です。（期首の再振替仕訳の１か月分＋2月の仕訳の6か月分＋8月の仕訳の6か月分）

問題分全体がないので推測が入りますが、質問文の条件以外には試算表の受取家賃があるということでしょうか？その場合、上記仕訳の金額は分からないですが、何か月分の金額かはわかるので、合計13か月というのは分かります。試算表の受取家賃を13か月で割れば1か月分の家賃が求まります。

>これだったらわざわざ半年分ずつ分割せずに「６か月＋6か月＝12か月」としたほうが良いのではないですか？
とありますが、家賃の受け取りを年度末に合わせれば12カ月となります。しかし、家賃の受け取りは契約等によって決まるはずで、相手がいるので自由にはできません。処理がしやすいからといって、相手に強いることは難しいでしょう。また、12か月の場合、問題としても簡単になるため、ひねることが多いのでしょう。

金額に関して画像が小さいので間違っているかもしれません。そこはご了承を。