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民間バス会社はかねてから中途採用が主でした。 規制緩和後にただでさえ待遇が悪かったのがさらに賃金が下がり、家族がいる働き盛り世代が転職(離職)したことによって人手不足に拍車がかかりました。 さらには体調を崩したり、高齢で退職する方もおられるので、自己都合の退職を除いても毎年それなりの人数の欠員が発生することになります。 欠員を補充するために各社頑張っていますが、長く働ける若い人が入社したがらないので、慢性的な人手不足が続いています。 若手が集まらない理由として待遇の悪さも挙げられますが、大型二種免許取得までのハードルの高さも原因とされています。 旅客運輸業に従事している方は免許でご飯を食べていると言いますが正にその通りで、路線バス運転士になるには大型二種免許を取得しなければいけません。 お若い方であれば教習費用の捻出が難しい、年齢を重ねた頃には経済的には多少好転していても教習所に通学する時間を捻出することが難しいという現実にぶち当たります(試験場での一発試験も可能ですが、難易度がかなり高い)。 大型二種免許を取得しなくてもトラックやダンプ運転手になれるので、じゃあ大型二種免許を目指すか!となかなかいかないのが実情です。 いざ大型二種免許を取得しても、入社後数年はアルバイトや契約社員での雇用だったり、正社員になった後でも給料が安かったりと、待遇面で長く続けることが難しい職場が少なくありません。 人手不足解消のために最近では入社時から正社員待遇での雇用とか、大型二種免許取得費用は会社負担とする試みを始めた路線バス会社もありますが、そもそも賃金を含めた待遇が悪いので、慢性的な人手不足解消には至っていません。 曜日・昼夜関係ない交代制勤務なので、体力的にもきついです。 大勢の命を預かるプレッシャーと、交通事情があるとはいえ時間通りの運行が求められますから、精神的疲弊もすさまじいそうです。 劇的な待遇改善がない限り、慢性的な人手不足解消は難しいと予想されます。
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