海外就職について。悩んでいます。

Question

海外就職について。悩んでいます。来年の春卒業予定英文学科専攻の大学生です。

将来ヨーロッパ（特にイギリスかスウェーデン）に住んで働きたいと真剣に考えているのですが、そのためにどうすればいいのか今とても悩んでいます。

仕事はできれば誰かの助けになるような事か、子供や児童書と関係のある事をしたいと思っています。

海外インターンや海外ボランティアをしてそれがそのまま現地（海外）での就職につながることはあるのでしょうか？

また、もっと勉強したいという思いもあるので、ヨーロッパの大学や院に進むことも考えています。そうした場合でもやはり現地での就職は難しいでしょうか？

もしこれらが難しいようなら、一度日本で就職してから海外に転職するということも考えているのですが・・・。

何かいいアドバイスがあったらお願します。

Answer 1

現在イギリスで働いている者です。スウェーデンに関してはわかりかねますが、イギリスの就労ビザに関しては元々とても厳しく、さらに近年は厳しくなってきています。Tier１やTier2は特に厳しいでしょう。Tier２（フルワークパミット）は会社が申請するもので、役職クラスで経験が3年以上などでないと所得は難しいと思います。自分で申請できるTier1はその人のスキルにもよりますが、イギリス国内の大学や院を出てビザを取得された方でもなかなか就職先を見つけることは難しいようです。実際私の勤めている会社でTier１ビザを持っている方が何人か面接に来られましたが、イギリスも不況で就職先を見つけるのが難しい、パートタイムでもいいとおっしゃってる方がいました。

現地採用は会社が日本人を雇わなければならない理由、イギリス人、EU圏の人よりも優れたスキルを持っているということを証明しなければなりませんし、日本人にとっては狭き門であるのが現実です。日系企業ならまだ可能性はありますが、それでも現地の言葉が流暢にできることは大前提ですし、日本語が話せるイギリス人もたくさんいます。永住権を持っている日本人もたくさんいますので同等のスキルの場合はそちらの方々が優先されます。

海外支社や派遣のある会社へ就職し数年間キャリアを積み、駐在員として現地で数年働くことは近道だと思いますが、必ず海外派遣がある、希望の国へ行けるかどうかは会社によっても違うと思います。

イギリスのワーキングホリデー（YMS）の制度が変わり、人数枠も増えて2年まで滞在可、さらに2年間フルタイムの就業可となったそうですので、それを活用されてはいかがでしょうか？ビザも取りやすいですし、職種や行く地域によっては仕事も見つけやすいかもしれません。そこで実力が認められればビザサポートをしてくれる可能性もあると思います。

Answer 2

まず前提として、どこの国も「みなさんどうぞ我が国で働いて下さい～」なんて歓迎している国はないということ。それぞれの国で事情は異なるでしょうが、外国人が自国で働くということは、その国に対して利益にならなければならないのです。スウェーデンは知りませんが、イギリスなんかはその最たる物で、世界中から色々な人が働きにきたがるうえに、テロが何度もあったために、ビザの発給などをものすごく厳しく行っています。はっきり言って「我が国にとってなんの役にもたたない人はさっさと出て行け！」という姿勢です（旅行は別ですよ）。

なので、海外就職をしようと思った場合、その国にとって有益な人材にならなくてはなりません。なにか特別なスペシャリストになるとか、技術を教えることができるとか。その国にとってメリットがある人材になる必要があるのです。その国の普通の会社に勤めようと思ってもまず×です。あるいは可能なのは、日本企業に就職して、その国の支社などに転勤させてもらう場合です。てっとり早いのはこれではないでしょうか？

大学や院に進んだって、それは同じです。「勉強が終わったらさっさと自分の国に帰って下さい」というのが基本姿勢です。

ただ、その国に長くいると、色々な知り合いやコネができるので、うまくいけばそういうコネを使って就職できる可能性は少しあります。その国で知り合った人と結婚して永住権を得たというパターンも多いです。というか、それが一番近道かな？ 海外ボランティアをきっかけに就職した人も知ってますが、要はボランティアをやっていたからではなく、そこで知り合った人との人脈が生かせたということです。