代理店のデザイナーです。 他の回答者が仰っているので ●イラストレーターとデザイナーは別物 ●イラストレーターは代理店やデザイン会社にはいない は、前提として話します。 この質問への私の回答は、「実績はどんな仕事をするにせよ必要。ただ、どの仕事をするかによって必要な実績は異なる」です。 あなたが単に広告物のイラストを描く仕事をしたいのであれば、個人で活動してSNSで話題になることを目標に動けばいいと思います。どれだけのファンがいるのかが分かりやすい実績指標になるかもしれませんね。ならぜなら、ファンを抱えているイラストレーターに発注した方が、広告効果が見込めるからです。 仮にポスターやロゴ(わかりやすい例として)をつくるような手を動かす仕事をしたいのなら、制作プロダクションやデザイン会社でもできます。例外もありますが、基本的には代理店に求められたデザイン意図を汲み取り、実制作し、形にするポジションです。求められる実績としては、実際にデザインの基礎が備わっているのか、どんな作品をつくれるのか。つまり学歴やポートフォリオが求められます。 もしくは、もっと広告物の企画の部分や方向性の選定から携わりたいのであれば、代理店に入り、アートディレクターになり、ゆくゆくは制作の統括をするクリエイティブディレクターを目指すルートもあります。 アートディレクターはデザイナーの上級職なので、代理店に入っても、まずはデザイナーからキャリアを始めることになりますが、代理店のデザイナーとプロダクションのデザイナーは名前は同じでもやる事はまったく違います。代理店のデザイナーは、実制作スキルよりも、よい広告物を作り上げるスキル(テーマやキーとなるメッセージ開発能力)に成長の重点を置くからです。故に、学歴やポートフォリオは勿論のこと、他人と異なる視点で課題を見つめ、根幹からアイデアを考える能力が求められます。つまり圧倒的個性と課題解決能力です。それらを伝えられる作品や経験が実績となるのです。 説明が長くなりましたが、どの道を進むにせよ、仕事を依頼されるためには実績は不可欠です。実績のないイラストレーターに仕事は発注しません。実績(ポートフォリオ)のないデザイナーはプロダクションにも代理店にも採用されません。 もう少し言うと、プロダクションに一旦入って経験を積んで実績をつくって代理店に入るパターンもあります。佐藤可士和さんのように代理店から独立する方もいます。副田高行さんのようにサンアドや仲畑広告制作所を経て独立する方もいます。 ただ、全てに共通して言えるのは、どの方も実績を片手にステップアップされている。ということです。
>>実績作らなくてはなれない職業 デザイナーについてはその通りです。というか「新卒」でその業界に入れないようでは素質も才能もないということ。そう理解したほうが正しいと思います。 厳しく聞こえるかもしれませんが私は6割は勝率がなけれがダメだと考えています。もちろんそうじゃない人も知ってはいますがそれは50人100人に1人の「例外」です。数人の例外でもってOKとは考えませんので厳しめの物言いとなります。 なおイラストレーターはデザイナーとは全く違う仕事なので混同しないことをお勧めします。
< 質問に関する求人 >
イラストレーター(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る