関西は基本的には、商売は値引き交渉、です。 関東にように正札商売はありません。 正札商売が関西に入ってきたのは、ヨドバシカメラが大阪に進出した頃からだと思います。 ポイント制、というのが、値引き文化を凌駕していきました。 関西では上新デンキなどが主でしたが、ポイント制ではなくて値引き交渉が主でした。 正札からいくら値引きできるか、が商売の醍醐味、購入の醍醐味でもあったのですね。 このやりとりの中で、顧客になり贔屓客になり、クチコミで店員さんに知人を紹介する、という商売文化を作っていました。 関東、東京は正札文化であり、正札から値引きを言うのは粋じゃない、という文化です。 ミエを張ってでも、正札で買うことが粋な客だったのです。 だからこそ、正札に対してポイントという形で値引きする、というヨドバシカメラの商売方法が東京、関東では受け入れられ普及しました。 関西にヨドバシカメラが進出した時、関西の経済界では絶対に成功しない、と言われていました。 しかし結果的には、若者達に評価されて関西ではトップ家電販売店です。 若者世代は交渉する、ということや商いを客と店員で楽しむ、ということは不要、と考えているのだと思います。 購入という行為に楽しむという発想は不要という合理性が評価されたのでしょう。 私は、関西でも関東でもそれぞれの自動車ディーラーで値引き交渉をしましたが、関西は営業値引き、店長値引き、社長値引き、といった値引き交渉や金額値引きではなくオプションを付ける、といった交渉をしましたが、関東では、最初に正札から下取り車両価格、キャンペーン価格、を提示された後は一切の値引き交渉は拒否されました。この価格で不服ならば他社に行ってください、と言われました。関東、東京には値引き交渉という文化はないと思います(実際にはありますが一般的ではない。値引きをいう客は無粋な客、ということでしょう)。 ただ東京人は地方からの移住者集団ですから、地元に戻れば、値引き交渉は当たり前にやっているでしょう。 関西、とりわけ大阪は商売人の街です。 会社人、企業人であれ、基本は商売人です。 値引き交渉は当たり前です。これはDNAレベルのものと考えるべきです。 いくらポイント制が主流とはいえ、文化の本質は値引き交渉文化です。 接客業の醍醐味は値引き交渉にあるといっても過言ではないです。 この交渉の過程で、店は客を見極め、客が店員、社員を見極めている、と考えるべきかと思います。 ちなみに、ヨドバシカメラでも、大阪では、ポイントをつける前に、店員さんとは正札からの値引き交渉をやれます。 正札からいくら引くか、店員値引き枠、上司枠、店長枠と値引き額が異なります。 その上で、ポイントも付けてもらう、ということも可能です。 もちろん交渉次第ですけど。 それを楽しむということもあります。 値引きしてくれた分、別の家電機器をその店員さんから一緒に追加購入する、ということが多いですけど。
元ディーラーに勤めていました。 大阪では値引きは挨拶だと研修で教わりました。あまり執拗に値引きを仰る方はいらっしゃいませんでしたが、判を押してもらうまでがやはり大変だった記憶があります。 営業ではなかった(ショールームレデイだった)ので、あまり販売はしなくても良かったのですが、当時は説明等も仕事でしたので、値引きは販売スタッフより言いやすかったのか挨拶ばりに言ってきてました。 販売は大変でしょうが、値引きは言われてくるという前提で構えられたらと思います。
車雑誌で何円値引きさせたとかの記事があって、それを真似しているのでしょう。社交辞令として受け流すしかないのでは。
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