兆単位の投資をし続けなければ成立しない国家インフラ事業そのものなんですから、そんな簡単に参入できませんよ。 給与水準が高いのも当たり前です。携帯大手には一般社員の配置がありませんからね。いわゆる事務員、作業員的な人は99%以上が外部委託なので、「給与」を支払う対象じゃないんですよ。あなたが言う「給与水準」の中に含まれて居ない末端人員が万単位で居るのです。 そう言う末端は、委託先に「経費」として支払われているので、携帯大手の「給与」には計上されません。携帯大手と何らかの関係がある仕事をする人全員に対して、携帯会社から直接給与をもらう人は、1%を軽く切っているとお考えください。全体の99%以上は「携帯大手から直接給与をもらっていない人達」です。その99%以上が、「給与水準の計算から外れている」んですよ。 だから末端が居る公務員と比べて、圧倒的に高水準になるのは当然なのです。 比較対象を完全に間違っていますよ。倍近い給与水準に留まるなら、「随分安いな」と思わなければいけません。儲かっていないことを象徴しているとも言えますね。 儲かる事業でも無いわけです。国家インフラ事業である以上、純利益1000億円では儲かったうちに入りません。一般企業の純利益1000億円は「大儲け」だと言えるでしょうけど、経営規模が違うんですよ。しかも有事の際には「1000億円きれいにぶっ飛びました」なんて被害を被り、それを自費修復し無ければならなくなったりもするのが国家インフラ事業です。 本来国がやるべきことを丸ごと民間企業に押し付けていると言っても過言ではありません。「道路の維持」は国営なのに、それ以外の交通や通信などのインフラが全部民間という日本がおかしいと言えばおかしいんですよ。 そんな大規模事業を展開する会社なのですから、純利益1000億円は利益のうちに入りません。 「儲からない」から「誰も参入しようとしない」のです。 結果として、数は減りました。 第3勢力までのし上がったボーダフォンが日本から撤退したくなった時に投機会社のソフトバンクが買い取り、その後ジリ貧になって破綻した第4・第5勢力も全部ソフトバンクが買い取って、大手三社のみと言う状況になったのが2015年の話です。 儲からないからボーダフォンを最後に海外からの参入はありません。 その後、自社経済圏への取り込みを目的に撒き餌的に参入を決めたのが楽天ですが、この会社は本気で携帯事業をメイン事業にしようだなんて微塵も思っていないですからね。ソフトバンクだって投機が本業ですから、通信を本業とする会社は、2015年の吸収合併によってNTT・KDDI以外完全に消えたと言っても過言ではありません。 儲からないのがあからさまだから、誰も参入しないのです。
携帯3社は上場企業(ドコモは最近非上場になったけど)だから平均年収は開示されてます。 平均年齢40歳代で900万円程度なので、実際にはそんなに高くないですよ。 通信会社に入るには旧帝国大学か早慶以上の学歴とかなりのITスキルや物理知識が必要です。 それらの能力があれば財閥商社やメガバンクにも行けますが、そういった会社に比べて年収200~300万円は低いです。 街中のショップなどは、通信会社とは全く関係のない販売代理店です。 通信会社本体の社員は彼らとは次元が違う仕事をしていますよ。
なるほど:1
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