現役人事部、又は人事経験のある方、経営陣に質問です。

Question

現役人事部、又は人事経験のある方、経営陣に質問です。私は現在デベロッパー企業人事部に勤めています。採用関係での質問なのですが、あなたなら次のどちらの学生を採用しますか？

①・大学の偏差値は50以下くらいの地方無名大学
・トリプルクラウン所持(不動産三冠資格)＋TOEIC800点(さらに高得点を目指している。)
・留学と言うのかはわからないが、大学在学中に1ヶ月半＋1ヶ月＋1ヶ月の合計3ヶ月半の単身海外経験(異国の文化に触れるため)
・たまに敬語の間違いなどはあるが、新卒平均程度のマナー等はある。
・笑顔が印象的でなんとなく場の雰囲気を明るくするような感じがする。
・学生時代にトリプルクラウンを取得しているが、友人は多く、十分学生時代を楽しんでいるタイプ
・明るく物事を楽しんで進めるタイプ

②・大学の偏差値は65程度でいわゆる早慶上理レベル
・宅建士＋TOEIC900点
・GPAは高く、学生時代は学業に力を入れていたタイプのように感じる
・敬語、マナーなどは恐らく完璧に近いためよく対策をしてきたように感じる。
・堅さは感じるが、コミュニケーションは苦手ではなくリーダーシップがとれるらしい
・海外経験や興味はないが、海外研修では社のため意欲的に取り組むつもり
・多才で真面目な優秀タイプ

どのような人材が欲しいかは社によって違いますので、個人の主観でこの子のこうゆうところが良いという感想のようなものでいいので教えていただきたいです。

質問の理由は、上司と軽く意見の食い違いがあったことです。

私は①の子を勧めました。詳しくは言えませんが、海外志向のより強い子を取ることが現状社にとって良いことだと考えていて、単身で長期休みを海外に行くために使う所や、大学の偏差値にしてはTOEICの点数も高く努力して成果を出せる、伸び率が高いと感じたから。又、チームの副リーダーのような立ち位置でチームをうまく回すための潤滑剤のような立場で活躍してくれると思ったからです。

それに対して上司は、②が無難でいいんじゃないかと仰っていました。もちろん偏差値が全てではありませんが、その偏差値の学校に入る努力をすることができる所、GPAなどからもわかる真面目さはとても感心できます。又、たしかゼミ長？だかでチームをまとめる経験もあり得意と言っていました。しかし、人事の採用担当をしているしている方であればわかると思うのですが、自称リーダー向きのお堅い子が多いのです。
リーダーような人前に立てる人材を求めているのは確かですが、学力が高く優秀で真面目な就活生達はありきたりなリーダー性を売りにすればいいだろうと考えているように感じます。ですので、①のような自分の言葉で自分の本当の長所などについて話してくれるような人がいいと思っています。

追記

彼らはESは通っていて最終選考でどうしようか迷っているといった状況としてお考えください。

Answer 1

採用は鉄則があって、配属予定、もしくは自社において「その新人がはつらつと働いている姿が想像できるか？」が第一に優先すべきことだと思います。
②くんは、すべてがソツないので会社の戦力にはならないでしょう。先陣がやったことを補強する要員です。
しかし今、日本の企業に必要な人材は①くんだと思います。新規事業、新しい顧客、特に海外市場を相手にしなければ今後の日本企業は危ないです。
現場が②くんを勧めるのも落とす要因です。無難に自分の言うことに逆らわない現状維持する人を求めているからです。
これからは表立って対立しなくても今までどおり現状維持の人はだんだん不要になっていきます。
TOEICはみんな誤解していますが、もともと英語ができない人の英語力を測るテストです。ですから、750点以上ならどうでもいいのです。
ネイティブからみたら似たような流暢ではない外国人です。
むしろきちんと意見交換できるかこそが大事です。①くんの、ちょこちょこ海外に自ら出かけられるメンタルは買うべきです。