特別支援の教員免許を取得したいと思っているものです。 今年の3月に大学を卒業し、現在通信制高校で数学の教員として勤…

Question

特別支援の教員免許を取得したいと思っているものです。

今年の3月に大学を卒業し、現在通信制高校で数学の教員として勤めています。色々生徒と触れ合っているうちに特別支援の免許を取得したいと考え、放送大学について調べたところ、条件に「幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校で3年以上勤務していること」とありました。
ここで質問なのですが、私が今勤務している通信制高校は高等学校にカテゴリーされますか？
もしこのまま3年間、同じ職場で働いても放送大学で免許を取得することができない可能性はありますか？

さらに質問になりますが、放送大学以外で免許を取得する方法はありますか？

Answer 1

まあ取得出来ない可能性はあります。

そもそも本来は教員免許を取る場合には、教育実習などに行き規定の単位を取ります。

それとは別に、「教育職員検定」という試験を受けて取る方法があります。

この教育職員検定は、学力・実務・人物・身体の4つの試験が行われ、全ての試験で合格をすると、教員免許を取る事が出来ます。

その上で、特別支援2種を取る場合の教育職員検定の試験で、学力に関する試験の合格基準が特別支援の免許用の単位を6単位以上取得。そして、実務に関する試験の合格基準が、幼小中高のどれかで3年。となっています。

なので実際には、教育職員検定の、学力に関する試験と実務に関する試験の合格基準の話になって来るんです。

その上で、あくまでも教育委員会が審査をして合否を出すので、通信制高校でもOKか?とか、そういう事は、教育委員会の判断になります。

ちなみに判断は教育委員会毎に違って良い事になっているので、46都道府県で通信制高校はOKだと言っても、質問者様の居住地の県の教育委員会だけがダメだと言えば、それはダメです。

とは言え、通信制高校は高校のカテゴリーに入る事は、これは別の法律で決まっている事なので、そこは大丈夫です。

問題は"3年"の方です。

例えば、事務員として普通の高校に3年間勤務していたとしても、それはカウントされません。だって教科指導をしていないからです。

同様に、サポート校で勤務している場合も、学校では無いのでカウントされません。

じゃあ普通の学校で非常勤講師として、週1時間だけ指導している場合はどうなのかと言うと・・・
勤務経験としては高校の勤務経験ですが、週1時間しか指導していないので、週40時間程度勤務している常勤職員と比較すると40分の1しか勤務して居ません。
こういう場合は、勤務時間が40分の1なので、1年間非常勤講師で勤務したとしても、40分の1年の勤務。という風にカウントされる事になります。
非常勤講師の場合は勤務時間から計算される訳ですね。

それを踏まえて通信制高校ですが・・・
スクーリングの時間はカウントされますし、レポート添削の時間などもカウントされます。
が、事務作業などはカウントされない訳です。

この関係で、実際どの程度に換算されるかは何とも言えません。

正確に確認する方法は、教育委員会の教員免許の履修相談窓口で確認するしかないです。
多分初回訪問時に、実務証明書の記入用紙を貰えるはずなので、それを元に勤務先に記入して貰って、それを持ってもう一度履修相談窓口で確認になります。

なお、これは放送大学だからとかではなくて、教育職員検定を受ける場合にはこのパターンです。

これらの対応が面倒だな。と、思う場合には、教職課程の認可のある通信制大学などで、教育実習などをちゃんと行って免許を取る必要があります。

仕組みとしてはそんな感じですね。

長くなりましたがとりあえずはこの辺で。

Answer 2

3年の教員経験をもとに特別支援学校の免許を取得するのは、免許法の6条別表7を根拠に教員免許を取得する方法です。これは、教員免許の授与権者の都道府県教育委員会の教員免許担当が、教職経験をどのように判断するかです。

数学と同じように免許法5条別表1で取得すると、経験年数は関係なくなります。ただし、特別支援学校での教育実習が必要で、このコロナ禍では実習を引き受けてくれる特別支援学校は、なかなか見つからない可能性もありますし、コロナ禍における教育実習の代替え措置を受けられる可能性もありますが。実習校さえ確保出来れば、学費はかかりますが、5条別表1が確実だと思います。

大学によって呼び名は違いますが、「教職生」と呼ばれる教員免許取得に特化して通信制大学に行く方法です。明星大学は、特別支援学校の免許課程があったと思います。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/daigaku/detail/1287085.htm
文科省のリンクです。