保健師はソーシャルワーカーではありません。 社会福祉士は福祉専門職。生活が困窮していたり、虐待、高齢者や障害をお持ちの方の相談、更生保護とか権利擁護とか様々な福祉の事案に幅広く対応されますね。 保健師は、公衆衛生看護学を専門とし、保健指導を業とする医療専門職です。 保健師は、医療、保健、福祉、教育、産業など様々な分野とかかわり、個の事案だけでなく、地域や集団に対する分析やアプローチも行います。心身両面からの健康増進、⚪⚪教室とか健診後の指導、疾病や障害を持ちながら地域でどう暮らしていくのかについての相談や資源や制度についての情報提供、感染症対策、地域での人材育成や、関係者との協議、家庭訪問や地域での啓発イベントとか、その活動は個別の相談業務にとどまらず、多岐にわたります。 社会福祉士をもつ保健師、いますよ。わたしの知人にも。 包括や行政で働く保健師などであれば、相談業務をするなかで必要性を感じて、あとから通信で学んで取得する方はいます。 わたしは保健師ですが、保健所で精神保健に従事していたので、あとから通信の専門学校にいって、精神保健福祉士を取得しました。
まだ学生なのにとても良い着眼点を持っていると思いました。 私は保健師についてそこまで詳しいわけではないので、社会福祉士・精神保健福祉士を持つソーシャルワーカーとして、福祉の面からお答えさせていただきます。 下の方の回答の通り、日本では一般的にソーシャルワーカー=社会福祉士又は精神保健福祉士、という認識がされています。ただ実はこれは誤りなのです。ソーシャルワーカーというのは単に国家資格を有している人ではなく、ソーシャルワーク専門職として、知識と価値と技術を持っており、それに基づいてソーシャルワーク実践を行っている人をいいます。実は日本では、このソーシャルワークの価値というものを大学ではほとんど教えません。なぜなら大学教育が国家資格をとる事に特化しているため、国家の都合の良いように教育が行われるのです。そのため本来のソーシャルワークの価値である、人権に基づいて行政等社会に働きかけるという視点を学生たちが教わることがないのです。そしてその人たちをいかに社会の中に落としてこんでいくかについて中心に学び、社会制度が全てと思いその歯車になることをソーシャルワークだと思い巣立っていくわけです。その結果多くの社会福祉士や精神保健福祉士は、人権よりも社会制度や資源が全てだと思い実践を行っていくのです。 ただあくまで資格はただの国家が認めた資格にすぎません。そのため保健師であっても先程のソーシャルワークの知識・技術・価値を身につけ、ソーシャルワーカーと名乗り活動することは問題ありませんし、逆に言えば資格を持ってるからと言ってソーシャルワーカーと名乗るべきではないと考えています。
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