アロマの資格について教えて下さい。ＪＡＡのアロマコーディネータースクール（ＪＡＳ）で通信を受講しようか迷ってます。 将…

Question

アロマの資格について教えて下さい。ＪＡＡのアロマコーディネータースクール（ＪＡＳ）で通信を受講しようか迷ってます。
将来は、アロママッサージ等をするお店を持ちたいと思っています。
ＪＡＳの通信を受けてその後、マッサージを施術できるまでの技能を身につけるには、料金や日数は、どのくらい掛かるのでしょうか？

また、アロマ環境協会の方が料金などの面で良いのでしょうか？

主婦なので通学でも可能です。

Answer 1

アロマの資格は、
あくまでアロマの効能や利用法の知識を得たり、
販売などに役立てるためのもので、
人体に直接、マッサージして仕事をするのが目的でしたら
マッサージ免許を取る必要がありますよ。

主婦で通学も可能なのであれば、
まず、あんまマッサージ指圧師専門学校で
勉強して国家免許を取得するのが先です。
人の体をどうこうしたければ、
まず人体の基本構造の知識と
病気や怪我の知識が絶対に必要ですから。
アロマの勉強はその後からでも
充分、間に合います。

「マッサージではなくトリーメトメント」
「治療目的ではない癒しの範疇であれば大丈夫」
とよく言う人がいますが、
受ける側の認識は「マッサージ」ですし、
「マッサージしたら体がだるくなった」
「マッサージされて体にアザができた」
など、苦情として言ってくる場合は必ず
「マッサージで」そうなったと言って来ますよ。

「技能を身につける」のと
「仕事としてやっていける」のは別次元の話です。
無免許の人が、アロマオイルや植物オイルで安易にマッサージし
皮膚障害を引き起こす例は大変多いそうです。
アロマやオイルの知識だけでは、とても専門家とはいえませんし、
何かあっても責任がとれません。
普通の主婦のままでは、
何かあったときのお客さんへの治療費、
慰謝料などは、すべて個人持ちになります。

ご家族がいらっしゃるのでしたら、
プロとして責任がとれるように
免許をしっかり取ってからお仕事しないと
ご家族ともども、路頭に迷う事になりかねませんよ。

Answer 2

あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律：
http://www.ron.gr.jp/law/law/anma.htm

第一条 医師以外の者で、あん摩、マツサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業としようとする者は、それぞれ、あん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許（以下免許という。）を受けなければならない。

第二条 免許は、学校教育法（昭和二十二年法律第二十六号）第九十条第一項の規定により大学に入学することのできる者（この項の規定により文部科学大臣の認定した学校が大学である場合において、当該大学が同条第二項の規定により当該大学に入学させた者を含む。）で、三年以上、文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣の認定した学校又は厚生労働大臣の認定した養成施設において解剖学、生理学、病理学、衛生学その他あん摩マツサージ指圧師、はり師又はきゆう師となるのに必要な知識及び技能を修得したものであつて、厚生労働大臣の行うあん摩マツサージ指圧師試験、はり師試験又はきゆう師試験（以下「試験」という。）に合格した者に対して、厚生労働大臣が、これを与える。

専門学校で要する費用は３年間で４００～４５０万円です。

あん摩・マッサージ・指圧師免許なくしてマッサージを業とした場合は処罰の対象となり、検挙されれば５０万円以下の罰金と前科です。

治療目的ではなくリラクゼーションであればとか、マッサージという言葉を用いさえしなければなどと言ってマッサージもどきを行なっているあるいは指南しているところがそれこそ腐るほどあるんですが、それらはただの言い訳・屁理屈です。厚生労働省の怠慢によって野放し状態ですが違法行為に代わりはなく、いつ本腰を上げて取り締まりに入るかといった状態です。

捕まりさえしなければいいだろうと思って違法行為を行なうか、捕まって後悔するか…

それに、無免許者がろくな知識もなく施術をして、相手を死傷させでもしたらとんでもない賠償金を請求されますよ。当然刑事罰も科せられることになります。相手は健康な人ばかりとは決まっていませんし、何かのご病気をお持ちの方やケガをなさった方などに依頼された時に施術の可否が判断できるんでしょうか？病気やケガのことを包み隠さず話してくれる人ばかりとも限りませんし、黙っておられて施術中に容態が悪くなったらどうするんでしょうか？

あん摩・マッサージ・指圧というのは、きちんとした知識や技術を習得した者が行なわないと人の体に危害が及ぶあるいは及ぶ恐れのある行為なんです。たかがマッサージと思っていたらとんでもないことになりますよ。