戦時中でなくても戦前は、全国の小学校の平均で所謂「代用教員」が1~2割教鞭をとっていたそうです。 特に、田舎は師範学校卒業生の就職が少なかったので相当数は代用教員を当てていたとのことです。給料も少ないので村がたすかるのだそうです。 旧制中学校卒、高等女学校卒はもちろん、高等小学校卒の代用教員もいたとのことです。 旧制中学校、高等女学校は16歳、高等小学校は14歳まで修学ですから、17歳ですと旧制中学、高等女学校を卒業してすぐです。 代用教員が制度化されたのは明治33年だそうです。 それまでは雇員の資格で教えており、正規ではなかったそうです。
戦時中には、国内の人手、ことに男性が不足したのでそういう、年齢の若い人が大人の仕事をするケースは往々にしてありました。 現役の先生が軍隊に招集されたり(大半がこれ)、徴用といって占領地に出来た学校などに赴任しなければならなくなって、穴が開いた時の「代用教員」です。 昭和19年になると、国民総動員令が施行され、資格など関係なく、高等小学校を卒業していると、少年兵を志願するか、大人の仕事の補助をしなければならなくなります。 学業を教えるほか、男性だと力仕事が出来るので小学校の仕事もやり、子供相手に兵隊のまねごとをさせたりしていたのではないか、と想像します。
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る