もともと、イオン化傾向は2種類の金属におけるイオンへの成りやすさ順に並べたもので、電池や電気分解、防食(サビを防ぐ)などの考え方に使われます。したがって、電池や電気分解、防食などにあまり関係ないものは省かれました。Kのよりも、ルビジウム、セシウム、リチウムの順にイオン化傾向が大きいですが、最近になって特にリチウムが電池に用いられるようになって、その説明にリチウムを加えるようになったのでしょう。ただ、危険物の場合は地中配管の腐食(サビ)の考え方にイオン化傾向を使うので、特にリチウムを加えなくてもいいわけです。