解決済み
日本製鉄が約4400億円の膨大な赤字になってしまった理由は何でしょうか? 鉄鋼業界は景気にあまり左右されないイメージがありました。 10年ぐらい前の就職氷河期と言われる大不況でもあまり影響は受けていなかったようですが、何がありましたか?
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鉄鋼業は典型的な景気敏感業種のひとつです。客先が、建設、自動車、電機なんである意味当たり前ですが。 今回の赤字は中国の需要停滞で製品価格が軟調なのに鉄鉱石価格などのコストが上昇してマージンが圧迫されたからです。 日本の鉄鋼業の場合、輸送の関係から東アジアの需給でほぼ決まると言っていいです。 90年代初頭には日本の生産量に対して、中国は半分以下、韓国はさらにその半分に過ぎませんでした。つまり日本一人の都合で需給調整が出来ていたのです。 ところが現在、韓国の生産量は日本の7-8割、中国のそれに至っては日本の10倍以上になっているのです。つまり鉄鋼の需給は中国次第。それに振り回される日本という構図になってしまっているのです。 それでも10年前くらいまでは技術のいる高級鋼鈑とかで差別化を図ってマージン稼ぐという戦略がワークしていたのですが、それもかなりキャッチアップされています。なくなる会社でもありませんが今の状況を打開するには、独禁法を改正して、高炉会社は日本で一つで十分くらいの大改革がないと難しいと思いますよ☆
リーマンショックの前 鉄鋼株は人気があって、私も保有していた時期がありました。 今はもうダメですね。 https://youtu.be/-lKdRXfEIvs
4つ 原因があります 第一に 1985年のプラザ合意で 円高3倍になったため 鉄鋼も 船も 家電も 自動車も 全ての日本産品は ドル換算で価格が3倍に値上がりして 一般的傾向として 世界の人々は3倍に値上がりした 日本産品を買わなくなって 中國産品を買うようになった 日本産品は世界商戦で 中國産品との価格競争に勝てなくなった 第二に 例外的に 日本の自動車産業は 部品会社の部品を ありえないほど買い叩いて 派遣法を通して 工員を非正規化して 末端に 為替差損を転嫁しつつ 値上げを回避して 円高を乗り切って 高い 売上を維持し続け 中國でも自動車産業が勃興し始め 日本の鉄鋼は 日中の自動車産業への 高級鋼材の売り上げで 利益を出す構造になっていった 第三に コロナで 日中の自動車産業が 不景気になって かつ 中国の自動車産業は「性能は平凡だが安い」 中國産の鋼材への シフトを強めたため 日本の鉄鋼は 大打撃をうけた 第四に リーマンショックのとき 中国は 新幹線と 高速道路を作りまくって 中国の 高炉の数は ガンガン増えたが 中国で 政権交代が起きて 田中角栄のような 土建利権の 北京閥から 銀行利権の 上海閥に 党内 政権交代して 土建を 急激に減らしたため もともと 中國の製鉄業界は 稼働率低下に 悩んでいたが コロナを受けて 日本に 不稼働損害を押し付けるために 中国の製鉄は 安値輸出で 日本の鉄鋼の客を奪い始めた ーーー 引き金は コロナだけど 根源的な 原因は プラザ合意 円高3倍で 自由貿易ってのは 弱肉強食だし 通貨安の国が 強者で 通貨高の国は 弱者なんですよ そもそも 中國が 新幹線や 高速道路を 余りにも 一気に作りすぎたせいで 製鉄所を あまりにも ボコボコ 建てすぎちゃって 中国の 新幹線と 高速道路土建が 一段落したうえに、 コロナ不景気になったら 猛烈な 鉄鋼 安売り競争が始まり 中国の製鉄所は 安売り輸出することで 日本の製鉄所の 客を奪って 生き残れるけど 日本の製鉄所は ドンドン 客を奪われ 閉鎖に追い込まれてます
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