息子が航海士として、フェリー会社への就職を目指しています。

Question

息子が航海士として、フェリー会社への就職を目指しています。現在、海洋系の高校に在学中ですが、求人自体はきているところもあるらしいのですが、実際に働いておられる方の情報が少なく、就職希望先を決めかねています。
学校側も、希望があれば就職を企業に問い合わせることもしていただけるようです。

本人は、さんふらわあ、新日本海フェリー、商船三井フェリー、太平洋フェリーなどを考えているようです。将来的には内航船の船長になりたいらしいのですが、高卒では難しいでしょうか。
職場の雰囲気、将来性、給与面などできれば実際にフェリー業界で働かれている方のお声をお聞かせいただけるとありがたいのですが、お時間ございましたらよろしく思います。

Answer 1

船長に限らずなのですが職員を目指されるのであらば、最低でも３級海技士の資格が必須となります。
それより低い海技士の資格では、部員としてしか乗れません。現段階では船長になるのは厳しいかと思われます。船に乗りながら、資格の勉強をする、もしくは、海技学校などに進学されるをのとをおすすめします。
説明が下手なので、他に質問があればお答えいたします。

Answer 2

現役客船航海士です。
高卒であることはなんら心配要りません。
高専卒で日本郵船や商船三井等の最大手に入る人もたくさんいます。
私の同僚や先輩も半分くらい高卒です。皆体力と要領を備えていて優秀です。
高卒は若くして入社できる分がメリットになります。船乗りは職人の世界ですから。
大卒と基礎学力に多少の差はあれど、そんなものは定年までの何十年の間に簡単に埋まってしまいます。
高卒だからといって萎縮する必要は全くありません。
出身学校による派閥なんてのもありません。
強いて言えば、旧帝大卒のオフィス組と私達海技者がバチバチやってるくらいです。
海技士なら、大卒も高卒も仲間です。

内航船（フェリー含む）ならなおさら心配要りません。
三級海技士に受かったなら、法律上は即内航船の船長になれます。そして、船長になるべくして採用されます。入社時点でエリートコース入りです。
実際は入社後に長年現場で鍛えられて、先輩達に信頼されて初めて船長登用されます。

実は大卒だろうが高専卒だろうが、卒業した時の取得免許は三級で一緒なんです。
そこに差は無いんですよ。2年も高卒のが早いのに！

雰囲気は、職人と男の世界だと想像して下さい。人の命を預かっています。荷物と財産を預かっています。自分と同僚の命も掛けています。失敗すれば、厳しく怒られます。怒鳴る時もあります。怒鳴りたく無いけど、１分１秒を争う時があるんです。皆必死に務めを果たそうとしているから仕方ないんです。

将来性については、この度のコロナショックで疑問符が付いています。でも、それはほとんどの業界に言えること。フェリーに限ったことでは有りません。ダイヤモンドプリンセス等の純客船に比べれば、物流も担うフェリー業界は安全と言えると考えます。

給与は日本人の平均年収よりも高いです。それも入社1年目で。
派手な暮らしをしなければ生活に困る事はありません。特にフェリー業界は組合が非常に強いので、休暇や手当等しっかりしています。

しつこいですがもう一度。高卒は全く問題になりません。
親御さん、息子さん共に是非頑張ってください。

Answer 3

将来船長になりたいならば高卒では難しいかもしれないです。船会社は新卒採用で航海士を求人することがあまりなく、ほとんどが商船高専や海技大学校からの推薦で採用されます。大手3社で川崎汽船、商船三井、日本郵船がありますがこの3社が新卒で航海士を募集することはまず無いと思います。将来船長を目指しているならば新卒で早とちりせず、海技大学校に進学し、船会社からの推薦をもらったほうが良いと思います。そのほうが圧倒的に希望している所に就職しやすいと思います。もし今海技免状をお持ちでないならば海技大学校に進学したほうが100%いいと思います。
海技大学校だと三級海技の筆記試験が免除されると思うのでそのほうが楽だと思います。
グチャグチャな文構造ですみません。参考になれば幸いです。

Answer 4

今の学校では何級の免状が取れるのでしょうか？
質問内容に載ってる会社には、海高・水高以外にも
航機4級と3級筆記を持った(一次試験合格者)の海上技術学校・海上技術短大、航海または機関の3級と2級筆記を持った大学・高専の学生とほぼ全教育機関から学生が応募してきます。
もし、そういう人たちをまとめる立場に就きたいのなら、できれば大学や海上技術短大へ行って『商船』について少しでも勉強して行ったほうがいいのかなと思います。

別に行かないとフェリーに乗れないというわけではないのですが、商船学校出と海高・水高出では、多少考えに違いが出てきます。船員は頑固なのも多いので、やり方や意見が食い違えば衝突(職場の空気が悪くなる)します。
私が少しだけ乗ったことがある船でしたが、海員学校出身船長、いろんな商船で一から叩き上げのオジサン(思想は商船より)、海高出身者(SECOJ研修経験有り)、漁労船から転職、自衛官、この乗ってた船のみの叩き上げ、という船員構成でしたが、意見の相違から船内空気はボロボロでメチャクチャでした。
上司の命令より作業効率を優先したり、会社も現場へ丸投げでしたし。あっちもこっちも気を使ってたら病みましたね。

ガミガミにも理由があるときもあります。
一度両方学び、お互いの考えがわかるようになれば、作業も円滑に進むのかなと思います。