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入国警備官と探偵で迷ってるのですが入国警備官ってそんなに精神と体力酷使しますか?正直やりたいのは探偵ですが福利厚生的には…

入国警備官と探偵で迷ってるのですが入国警備官ってそんなに精神と体力酷使しますか?正直やりたいのは探偵ですが福利厚生的には国家の入管がいいのは百も承知です。

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知恵袋ユーザーさん

回答(1件)

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    Q:入国警備官と探偵で迷ってるのですが、入国警備官ってそんなに精神と体力を酷使しますか? A:どちらも勤務経験はありませんが、いまの仕事柄と夜間大学院での研究対象のため、両方の仕事をよく知っています。つまり、インサイダーではありませんが、入管局と探偵業者に最も近いアウトサイダーのウォッチャーでしょうか。 入国警備官の離職率は統計として公表されていませんが、その離職率は高く、場数を踏んだベテランのリーダー(中間監督職)が少なく、職員の年齢構成に歪が生じていて、自衛官と優劣を競う離職率・ブラック公務員です。 ただし、入国警備官も、担当によって勤務形態や待遇は大きく異なります。 警察でいう刑事や捜査員にあたる「調査部門」のうち、花形は東京局では調査第一担当と調査第二担当の不法滞在者の摘発と摘発型出張所(新宿、東部)勤務であり、接待飲食店や24時間操業の工場などの摘発や内査(警察で言う内偵)、容疑者や事業主を取調べて供述調書、調査報告書などの作成もし、夜間・深夜の徹夜の業務となり体力勝負ですし、最も危険な業務ですが、警察や自衛隊のように殉職者はいません。 なお、入国警備官は、現在は特別司法警察職員(身分上は警察職員)ではありませんので、悪質な一部の容疑者と不法就労を助長した日本人事業主は、合同摘発をした警察署(刑事)組織犯罪対策課の刑事(警察官)が担当します。 また、東京局の調査第三担当は出頭申告担当は自ら自首した自費出国希望者ですから日勤の取調べ、在監者身柄引取り担当は、警察署、地方検察庁・支部、刑務所、拘置所、裁判所等に身柄の収容に行き、東京局まで護送し取調べに当たりますが、ほとんどが警察や検察、裁判所で調書や客観的証拠が作成されていて楽ちんですが、都内の立川支部で午後4時過ぎに収容して港区港南まで護送したり、都内でも関東一円の施設にわたりますから車での移動も大変です。 基本、入管は、大型護送車も乗用車も、法務技官ではなく、運転免許証を持つ入国警備官に運転業務が付加されますので、業務で自動車運転もしなくてならず、安全運転には特に気を遣うそうです。 同じ調査第三担当でも、在宅事件担当は、日本人や永住者と結婚して在留特別許可を得たいと自ら出頭した不法滞在外国人ですから、日勤の取調べと住居の確認で現場に出向くくらいです。 調査第四担当は事実の調査を担当していて、摘発担当と兼任していることが多く、日本人の配偶者等など在留資格は持っているが、偽装結婚など違う活動をしている外国人の取調べや現場に出向き違反調査をします。 「処遇部門」は、警察の警務の留置管理係や刑務官に似ていて、地方出入国在留管理局の収容場、長崎県大村市と茨城県牛久市にある入国者収容所入国管理センターで収容された容疑者と退去強制されるまでの被収容者の処遇と外部からの面会を担当していて、交代制勤務ですので、当然、夜勤もあります。 被収容者は、年齢幅も広く、いろいろな国の慣習もあり考え方が違い、不服従やハンスト、精神に異常をきたし暴れる、自殺を企てる外国人もいて、ここは警察留置施設 や拘置所、刑務所より自由度も高く、勤務は精神的にも大変です。 「執行部門」は、執行第一担当は、退去強制令書の出た外国人の送還要件具備をするため外国大使館(日本語を話せたり、日本人ローカルスタッフがいますので日本語で大丈夫です。)でパスポートの発給援助、チケット購入援助、空港までの護送業務です。 執行第二担当は、保証金を納めて仮放免許可の出た外国人を定期的に出頭させたり、他道府県への移動許可などを管理します。 出張所では入国審査官を併任したり、空港支局では深夜便・早朝便にもシフト勤務にも対応しつつ空港内の巡回警備もあります。 外国語の言語の壁や育ってきた文化・思想・宗教の違いもあります。 入管は、日本の役所とは異なり、丁度、バザールのようなざわめきがあって、多くの日本人は雰囲気に嫌悪感を抱くでしょうが、それを苦にしない入管職員も多いのです。 日本人の犯罪者と違い、全員がおとなしく従ってくれるとは限りません。 時には暴れ出したり、凶器を持って威嚇したりしますから、常に危険と隣り合わせであるため気が抜けず、どうしてもストレスがかかりやすくなります。 法務省の特長で、希望や家族事情は申告できますが、2年か3年定期的に全国広域転勤や応援の長期出張もあり、特に階級昇任では必ず転勤があります。 職場の人間関係や土地に馴染むことができても、数年単位で異動を命じられることになり、新たな生活環境に馴染めなかったことや、反対に色々地方を見聞でき楽しめるというメリットもありますが、若い独身の頃は良いですが、彼氏・彼女と別れたくない学齢の子供や、頻繁な引越しが面倒な専業主婦からは嫌われ、単身赴任となることがあります。 反権力の左翼弁護士から人権侵害だとか、反対に日本人一般住民から不良外国人を取締れとの苦情も多くて疲れます。 日本の法を守らせ、日本人を守るという矜持と覚悟と鉄の強い意志が必要です! 「国家公務員で待遇が良いから」「なんとなくカッコ良さそうだから」といった安易な考えだけで入国警備官になると、いざ現実に直面した時に耐えられないかもしれません。 入国警備官の仕事には魅力的な面とその裏には厳しさもあるということを充分に理解した上で、入国警備官を目指しましょう。 残業はライフワークバランス、働き方改革で少なくなってきていますが、夜勤など不規則な勤務があり、収容・護送・送還などは体力勝負、個々人の体調管理は重要です。 探偵も、元刑事がいて法律事務所弁護士が証拠収集で時々活用しますが、不倫調査が多く、対象者によって夜間勤務や不規則な勤務、県外出張、時に危険な事もあり、尾行で自動二輪車運転などになることは変わりなく、やはり体力勝負であり、収入も不安定ですね。 私自身も、当時の年の離れた医学生の彼女の親が依頼した警視庁警務部人事第一課第四係だった探偵さんに尾行され、空手高段者で中3で柔道初段で居合有段者の私が探偵を捕まえて拠点のビルの一室に誘導(連行)して拷問(怪我はさせていません。)して依頼者をゲロさせて依頼を辞退させたこともありました(もちろん犯罪ですが、公訴時効ですし、かつ探偵は依頼を秘匿しなくてはならない守秘義務があるので警察には絶対に被害届を出せません。)。 元公安の探偵さんでしたが、私に殺されるかもしれないという最大恐怖で失禁し、繰り返す激痛に耐えられず、探偵さんも本当に大変ですね! 当時の彼女は、バルビタール(自白強要剤)を探偵さんに静注してインタビューしましょうよと言っていましたが、呼吸抑制になっては死ぬのでそれは止めさせました。 ただ私も、自己の権利や自由は自ら防衛しなければなりませんから。 探偵さんもBGも、空手と柔道は必須だと思いますよ、本当に。

    なるほど:2

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