解決済み
日本の美術界についての質問です。 日本の美術界(油画)で生きていくには、何かしらの派閥に属することが必要なんでしょうか。プロの画家としてやっていく過程で、ギャラリーとの契約ができれば個展を自費で開く必要がなくなり、定期的に開けるようになると聞きます。プロの画家になれるかどうかや、ギャラリー関係者とのコネができるのかどうかなどの問題は置いておいて、それぞれのギャラリーの好みというか、例えば、日展などでは、超写実な女性画がもてはやされる…みたいな派閥に属していく必要があるんでしょうか。そもそもそういう派閥みたいなものって具体的に日本美術界にはどんなものがあるんでしょうか。わざと寄せに行かなくても自分の好きな絵を描いていたらどこかしらのギャラリーに認められるのかどうかも気になります。
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現代の日本のマーケットでは、 さほど派閥には力はありません。 公募展団体展の所属、という意味では、 そこに所属しているから皆が食べられるわけではないですし、なんの保証もありません。 そして会員となると無駄な出費と無駄な時間がものすごく取られます。 肩書きに、箔 が、つく、かもしれない。程度です。 ギャラリーに所属、という意味では、 たしかに生計を立てるにはいい道ですが、 そもそもギャラリー所属は特に派閥というほどではありません。 食べていけている画家は、たいてい複数のギャラリーと付き合いがあり、複数のバイヤーと付き合いがあり、 最もいいのは、海外のギャラリーにも付き合いがあることです。 なので、正直 派閥という程、どこかにベッタリな関係はあまり聞きません。 その場合、そこでの関係や、顧客開拓が沈むと、そこから次に進むことができません。 ギャラリーに見つけられるためには、関係者の目にとまるような形での発表をする必要はあると思いますよ。 ただ、色々な意味で 「好きな絵だけ描いている」場合は、価値のある作品と言える可能性はかなり低いです。
なんだか昭和の時代の終身雇用を信じているサラリーマンみたいな感じですよね。 もし美術の仕事を本気で一生続けようと思うのなら、そういう幻想は無意味です。 どこかの大手の会社に就職をしたら一生安泰・・・みたいなことはいまはどの業界でもないですよね。 それと同じで一生使える「コネ」って存在しないわけです。 何かしらの派閥に所属していても、必ずそこの有名な先生は歳を取れば死んでいなくなりますし、そもそも第一線で活躍されている方たちは他人のことには興味ありません。 有名な美大を出て、恩師のコネを使ってもいつかは恩師もお亡くなりになります。 チカラのある画廊に認められて展覧会を開いて貰っても、そもそも売れないと相手にして貰えなくなりますし、そういう画廊もいつかはオーナーが亡くなるとか何かの理由で潰れることはあるわけです。 デパートや百貨店と作家契約しても、いつでもその企業の都合でそれは無くなってしまいますし、大企業の系列の会社と作家契約しても、そういうベンチャーはやめてしまう事もあります。 いつも作品を購入してくださるコレクターさんも、高齢でお亡くなりになりますし、何かの都合でいなくなることは普通にあります。 ・・・これらは実際の自分の経験です。 常に状況は変化しますし、時代も変化します。 例え誰かや何かに寄せて一時的に何とかなっても、それはホントに一時的です。必ず流行は去りますし見向きもされなくなります。 結局のところ、信じるのは自分自身だけなわけで、誰かを当てにしたり何かを期待する事は無意味です。 ホントに自分が「これだ!」と思えるものを自分を信じて貫いてやるしかないわけです。
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