まず、新人研修ですね。前期教育といいます。 自衛官は、パイロット、戦車乗り、通信手、大砲撃ち、その他本当にたくさんの専門科に分かれており、すべての自衛官は、何らかの専門を持つのですが、その前に、専門に関わらず、自衛官としての共通の約束事や、所作、業務のすすめかた、基本的な訓練などを行うのが前期教育です。 前期教育では、寮の約束事も習います。寮は、最初の何年かは利用する事になるので約束事を理解するのは必須です。 前期教育は約3ヶ月であり、その間に、教育終了後にどの専門にすすむか決めます。職種といいます。 前期が終われば、同じ職種以外の同期とはお別れ。次は職種ごとの教育が始まりますから、その職種の部隊がある駐屯地に移り(例えば通信科なら通信隊のある駐屯地)、専門教育を受けます。新たな同期ができたりもします。 それが終われば、晴れて戦力として、自衛官勤務が始まります。 でも、まだ経験浅く不慣れであり、先輩から指導を受けながらスキルをみがきます。 そうこうしているうちに、もう次の後輩が入ってきて、先輩として指導するようになります。 陸士長まで昇任し、1任期が終わると、民間企業に紹介就職させてもらうか、正社員の自衛官として自衛隊に永久就職する試験(陸曹になる試験)を受けるか、そのどちらでもなく陸士のままもう1任期続けるか選択できます。もう1任期続けても、それが終わる頃には、やはり民間に移るかもう1任期続けるか決めます。 ただし、陸士のまま任期継続しながらずっと契約社員のように居ることはできず、最終的には、民間に移るか、陸曹になるか決める必要があります。 いずれの選択にしても、この時点で、永久就職が決まります。民間に移る際は、任期満了金という、結構な額の退職金のようなものが出ます。
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