臨床医になろうとすると、2年間の卒後臨床研修がある。俗に言う初期研修。これは避けられない。 ブランクが長くなれば長くなるほど、国家試験で詰め込んだ知識の多くをすっかり忘れてしまっているだろうから、そこんところはビハインドになるだろう。 実際、医学部を卒業して医師免許を取ったけど、医者にならずにプロ棋士になった人が居る。その人が、今回プロ棋士から医師に転向。 ↓↓ https://news.yahoo.co.jp/byline/kosakunoboru/20190816-00138625/ (抜粋)8月16日、関西棋院所属の囲碁棋士、坂井秀至八段(46)が医師に転身するため9月1日から無期限の休場をすることが発表された。坂井八段は京都大学医学部卒業で医師免許を取得してから飛付五段でプロ入り、2010年には七大タイトルのひとつ碁聖を獲得(以下省略) 2001年に医師免許を取得したので、2004年の初期研修義務化以前。だから、この人の場合は初期研修を受けなくてもいいことになるらしいが、実際には内科や救急など先輩医師からいろいろ教えてもらわないと、とてもやってけないだろうから、判らないけど初期研修のような研修を受けるんでないか(と想像)。 それで、話は戻るが、2001年の知識なんておそらくほとんど覚えてないだろうし、当時と今とでは約19年間の間でも、薬も手技もだいぶ進歩しているだろうし、浦島太郎状態じゃないか。 研修開始が46才だし、年令的にも結構大変なことだと思う。 医師免許を取ってすぐに医師にならず、ブランクが例えば仮に4~5年だとして、そこからいきなり初期研修をやれと言われて出来ないこともないだろうが、、。 やはり国試に受かってすぐが旬ですわ。医学生時代の同級生も居るだろうから心強い。 すぐに初期研修だけ終えておけば、次からは3年目。眼科だろうが皮膚科だろうが精神科だろうが放射線科だろうが、好きな科へ行ける。科に依っては難しいこともあるかもしれないが、医者としては何とか潰しは利くだろうから、ブランクを空けるなら卒後2年間終了してからの方がいいだろう。 医師免許を取ったが、それを使わずに他の仕事をする人、居ないことはないだろうが、多分1%未満だと思うよ。
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