こんにちは、航空専門学校生です。

Question

こんにちは、航空専門学校生です。日本の航空機産業の今後について質問です。

三菱のMRJの国産機が復活すると話題ですが。
航空機産業関連企業を調べると大半が、
「B社777の部品を製造しています！」等
サプライヤーの立場で、結局はB社やA社の業績や意向で、良くも悪くも、その企業の今後が決まりますよね？
教官は「LCCの増加で、製造系も伸びるよ」と言っていました。
進路としては製造系に行きたいのですが。今後が心配で仕方がないです。

次に、新明和工業や三菱重工業、川崎重工等の防衛産業についてです。今後、
航空系の防衛産業が発展することはあるのでしょうか？
回答よろしくお願いします。

Answer 1

製造系は良いと思いますよ。
航空産業が駄目になったとしても、
スキルや知識は別分野にでも活かせる事が可能です。

航空関係の製造系が100%かなんては誰にも分かりませんが、
どう考えても飛行機が無くなる事は無い。
終身雇用制度には期待せず、ご自身のスキルを上げるのがこれからと思います。

多くの人が持っていないスキル、これを身につけるのが一番。
中国や他の国が強くなろうとも、スキルがあれば関係は無い。
国ではなく、個人です。

昔、アポロ計画で人類が月に行きました。
月に行った事だけを見ると壮大な無駄です。
しかし、その目標を達成させる為に猛烈な研究や実験が行われました。
その時に得られた知識や経験が色々な産業を大きく発展させました。
今ではそれが飛行機でしょうか？

ある意味、極限の世界を飛行機が普通に飛行してます。
あの技術の塊は物凄いもので、他の分野にも応用ができます。
それは人材にも言える事。
航空の製造系が伸びるにせよ、収縮するにせよ、
知識は別の分野に転用できます。

他業種に転職するのは最初は苦労するでしょうけど、
普通の人間が転職するより遥かに有利です。
飛行機の知識だけでなく、「自分自身を売り込む」知識、
「あなたが持っている知識を他に伝える」能力。
こんな所も意識して行けば良いと思います。 （ここらは社会に出てから？）

一応ですが、今後は日本も外国人労働者が増えます。
彼らと同じ様なレベルの仕事しかできないのなら、将来は明るくない。
外国人の日本語を笑っても仕事が出来なければ、彼らと同じ。

スキルと知識を身に着けて、
高額な給料を出しても良いと思わせる人材になるべき。
そして、人の上に立てる人間になるべきです。
特に外国人が増えると、人を使える人間にならないと。

それから、
外国人差別なんかしてる人間は、笑いを得ても仕事は得られません。
どんな人間でも上手く活用できる人が重宝されるのは間違いはありません。
人の能力を引き出せる様に、人間性や上司や指導者としての知識も学んでね。
その業界の知識じゃなく、人の気持ちが分かり、動かせる能力や知識ね。

最初は好きな飛行機から社会に出て、職務を果たす。
航空機の製造系からのスタートは良いと思う。
それから、世の中の流れをみて、スキルアップを図る。
何も考えない人間は利用されるだけで終わり。
色々と周囲を観察し、賢く行動すれば、
どの業界でもチャンスは多いでしょう。

Answer 2

MRJは今後70人乗りを開発し製造はアメリカと発表がありましたよ。つまりMRJの開発は失敗したということをほのめかしたことになります。なので日本主体の開発はないので、日本国内で航空機産業が大きく発展することはないと思います。

Answer 3

こんにちは。私も航空専門学校を卒業し、航空業界に携わる者です。
将来が約束されている企業はありません。あの日本航空でさえ倒産したのです。
将来を考えるにあたっては、まず一番に自分が何をしたいかです。
重工系ですと溶接や機械加工などの特殊工程に携わる業務が多く、職人として活躍していきたいのであればオススメです。
大きな飛行機に憧れがあるのであればエアライン系がいいと思います。
自分が生涯働く職業として何をしたいかを一番に考え、その次にどこの企業にするか、説明会等をよく聞いて決めるべきだと思います。

Answer 4

当然ながら、衰退しつつある日本に、航空機の部品を発注するメリットは減少しつつあります。当然ながら中国にシフトしていくでしょう。

防衛系も同じで、あのアメリカが「陸海空海兵」の戦闘機を統一して合理化する時代です。効率抜きで日本の防衛産業に仕事を振る時代は終わりつつあると思います。