解決済み
このまま鍼灸師を続けてよいものでしょうか。私ははり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の免許を保持し、生業としているのですが、近頃鍼灸という治療方法や業界に限界を感じております。 と言っても、就業期間で言えば3年で、現役で鍼灸学校に入学し卒業したものですから、年齢で言えばまだまだ若いつもりですし、技術的にもまだまだ未熟なところがあります。 しかしながら、凡ゆるセミナーに参加し、業界人の話を聞いてみたりもしたのですが、どうも展望が見えないような宗教じみた話ばかりを聞かされるのです。 その都度私は不安感に駆られ、暗い袋に閉じ込められたような暗澹たる気持ちになるのです。 それはまだ私が素晴らしい師に出会っていないからなのか、患者様を満足に治せていないからかもしれません。 いっそのことこの業界からきっぱり手を引いて、違う業界に飛び込もうかとも考えたのですが、いかんせん鍼灸の専門学校を卒業したのみですから、潰しが効かないといいますか、他業種に移るのも困難を要します。 私の煩悶は主にここにあると言っても過言ではありません。 そこで考えたのは医学部に入学して、精神医学に鍼灸や漢方などの東洋医学に西洋医学の薬を融合させた治療を確立させることです。 現行の法律では鍼灸師は薬を処方することは不可能ですし、何より治療の幅が狭すぎると考えるのです。 しかしながら、医学部に入学するとなると、ブランクがあるものですから、高校の勉強を一から始めなければなりません。 医学部受験のスタートラインに立つまでに何年要するのかと、これまた違う不安感に駆られます。 医師になるには若い方が入試などの面においても優遇されると聞きますから、私は専ら私立の医学部に絞って勉強しようと思うのですが、果たして鍼灸学校の学費を全額奨学金に頼り切っていた私が、仮に私立の医学部の入学を果たせたとしても膨大な学費の工面ができるかどうかが不安で堪らないのです。 私はどうしたらよいものかと考えあぐねる陰鬱な毎日を過ごすばかりですから、鍼灸の勉強にも本腰が入らない状態です。 医学部入試の勉強を開始するか、それとも鍼灸の勉強を続けるべきかどうか、諸先輩方の意見を伺いたいのです。 よろしくお願いします。
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>精神医学に鍼灸や漢方などの東洋医学に西洋医学の薬を融合させた治療を確立させることです。 東洋医学と西洋医学の融合と簡単にいうが、その意味を分かっていますか。単に、医師側が鍼灸や漢方薬を取り入れ、鍼灸や漢方医側が西洋医学の考え方や方法を取り入れればよい、というものではありませんよ。そのような相互交流程度のことは、医学の進歩といえるほどのことではない。 物理学でいえば、地上界と天上界の運動法則が統一された。電気と磁気が統一されて、電磁気学となった。光は粒子でもあり波でもあることを認める。これに類するような理論上の転換があって、本当の東洋医学と西洋医学の融合が実現する。 そのとき、鍼灸や漢方薬という治療法が残ることができるとは限らない。結論から言えば、鍼灸や漢方薬は消えることになる。さらに、西洋薬の大部分も同様に消えることになるだろう。 可能であれば、いや、可能であろうがなかろうが、違う業界に行かれることをお勧めする。
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