解決済み
大学・大学院にまたいで高校教員免許取得大学で高校教員のための単位をいくつか修得しているが、学部在学中に免許取得に至らず、別の大学の大学院に進学後、残りの単位を修得し、取得するというやり方はできますか? 来年度大学3年になります。 これまで教職は全く取っていませんでした。 でもこれから取ろうか考えています。 卒業・必須単位は余裕で取れています。
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☆教員免許の場合 ・4大で修得した単位は、1種免許の単位として使うことを許可する。 ・大学院で修得した単位は、専修免許の単位として使うことを許可するが、 1種免許の単位として使うことは認めない。 ・専修免許を取得するには、同系列の1種免許の単位を全て修得済みであること。 (例1)中学英語専修免許を取得するには、 中学英語1種免許の単位を全て修得している必要があります。 (例2)高校理科専修免許を取得するには、 高校理科1種免許の単位を全て修得している必要があります。 ・・・となっています。 →そのため、例えば、 大学院入学後に、初めて、履修・単位修得して、 中高数学専修免許を取得する場合は、 ・大学院修了&中高数学専修免許取得に必要な32単位(修士論文を含む) ・大学院の付属大学など、4年制大学での履修・単位修得が必要な、 中高数学1種免許取得に必要な67単位(教育実習を含む) ・・・以上の、合計99単位を、 大学院での履修・単位修得と、4大での履修・単位修得により、 それぞれ別々に、単位をとって揃える必要があります。 →ただし、例えば、 A大学院「大学院生の、大学の科目の履修登録は、 大学院での研究や修士論文作成に支障がでない範囲で、 何科目・何単位でも許可しています」 B大学院「大学院生の、大学の科目の履修登録は、 大学院での研究や修士論文作成に支障がでない範囲で、 教育実習事前事後指導、教育実習、教職実践演習 介護等体験事前事後指導、介護等体験 数学免許の取得に必要な、 数学コンピュータ演習Ⅰ、数学コンピュータ演習Ⅱ、 数学コンピュータ演習Ⅲ、数学コンピュータ演習Ⅳ、 数学科教育法Ⅰ、数学科教育法Ⅱ、数学科教育法Ⅲ、数学科教育法Ⅳ、 理科免許の取得に必要な、 基礎物理学実験Ⅰ・Ⅱ、応用物理学実験、基礎化学実験Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、 応用化学実験、基礎生物学実験、応用生物学実験、地学実験Ⅰ・Ⅱ、 理科教育法Ⅰ、理科教育法Ⅱ、理科教育法Ⅲ、理科教育法Ⅳ、 家庭科免許の取得に必要な、 基礎調理学実習、応用調理学実習、裁縫・ミシン実習、 製図演習、保育学基礎実習、 家庭科教育法Ⅰ、家庭科教育法Ⅱ、家庭科教育法Ⅲ、家庭科教育法Ⅳ、 など、実習科目・実技科目・演習科目・実験科目・教職科目を全て除き、 講義科目のみ、1年間につき、最大5科目10単位まで許可しています」 C大学院「大学院での研究や修士論文作成に、全力を注いでいただきたいと考えておりますので、 大学院生の、大学の科目の履修登録は、一切認めておりません」 ・・・といった感じで、 対応が、てんでバラバラです。 ☆また、 大学院によっては、 (例)「本大学院で、中学音楽専修免許を取得できるのは、 すでに大学の時に、中学音楽1種免許を取得された方のみです。 中学音楽1種免許をお持ちでない方が、 本大学院入学後に、履修・単位修得して、 中学音楽専修免許や中学音楽1種免許を取得することは、 本大学院では、一切認めておりません」 ・・・といった、 取得制限・履修制限をしている場合もあります。 →そのため、 「大学院に進学し、 一生懸命がんばって、無事に大学院を修了(卒業)できたけど、 結局、教員免許は、何1つとれませんでした・・・(泣)」 ・・・という、 大変悲しい結末になってしまう可能性も、 十分、ありえます。 →ですから、 必ず、あらかじめ、 進学希望の大学院の教務部に電話するなどして、 (例) 「中学と高校の英語1種免許は、持っていないのですが、 大学院入学後に履修して、中高英語免許を取得できますか?」 ・・・と、 しっかり確認しておいたほうが無難です。 ☆上記のAタイプの大学院に進学する場合であっても、 例えば、 木曜5限に、 地歴専修免許を取得するのに必要な、大学院1年の「自然地理学特論」 地歴1種免許を取得するのに必要な、大学3年の「地理歴史科教育法Ⅱ」 地歴1種免許を取得するのに必要な、大学2年の「教育心理学」 地歴1種免許を取得するのに必要な、大学1年の「教職概論」 ・・・が、4つ重なってて、 どれか1科目しか履修できない! ・・・といったことが起きてしまった場合は、 地歴免許を取得できるまで、修士課程で留年して3年以上かかる場合もあります。 →大学の時間割や、大学院の時間割は、 毎年、変わりますから、 2年で取得できるか・3~4年かかるか。は、 実際に、大学院に入学して、時間割を見てみないと、 誰にもわかりません。 >別の大学の大学院に進学後、残りの単位を修得し、取得するというやり方はできますか? ☆文部科学省は、 「教員免許の取得に必要な単位を、 2つ以上の大学・短大にまたがって、修得してもよい」 ・・・としているので、 理論上は、いちお可能。 →ただし、 2つ以上の大学・短大にまたがって、 単位を修得する場合は、 進学した大学院の付属大学が、 (例) 「本学から教育実習に行くには、 本学で、教職科目14単位以上+教科科目20単位以上=合計34単位以上を修得した者のみ許可しています。 他の大学・短大で修得した単位による履修免除は、 この34単位については、一切行いませんので、 本学から教育実習に行くためには、 本学入学後に、必ず、 34単位全てを履修・単位修得していただく必要がございます。 他の大学・短大で修得した単位による履修免除は、 この34単位を除いた残りの科目のみ、としています。」 ・・・といった制限をしていたら、 今の大学でとった教職関係の単位は、ほとんど認められず、 教育実習へ行くために、 教育実習を履修登録する、大学院の付属大学で、 教職課程を、ほぼ0からやり直し・単位取り直し、になる。 ・・・といった、 悲惨なことになる場合もありますので、 そういった点も、よく確認してから、 進学するかどうか判断しましょう。
大学をまたいで単位をそろえる場合は、その単位が「一般的包括的内容を含む」かどうかを注意深く確認してください。大学によって違うので。
制度では、複数の大学で教職課程を履修し、その際取得した単位が教員免許取得の条件を満たしていれば、教員免許を取得できるとなっています。 質問の大学院での取得もこの応用になるでしょう。ただし、大学院開設科目では免許は取得できません。大学院教職課程は、1種免許(大学卒業程度の免許)を取得者が、上位の専修免許(大学院修了程度の免許)を取得するためのコースだからです。大学院生が、学部教職課程を受講し取得するということになります。なので、大学院科目+免許に必要な残り科目を受講することになります。 手順は以下の通りかと思います。 まず、進学する大学院が、大学院生の学部教職課程の受講を認めてくれるかということを確認しないといけません。 大学院+免許に必要な残り科目となります。あまりにも免許に必要な残り科目が多い場合には、大学院の主目的の研究に支障が出る恐れがあります。単位数だけ考えると大学院の科目より、教職課程の科目が多い事例もあり得ます。こうなると、どっちが主目的となるわけです。このため、履修を認めない大学院・認めても単位数に上限を設ける大学院もあるはずです。 また、質問分から推測すると、新3年生とはいえ、かなり履修が進んでいるようです。このため、1~3年の開講科目を2年間でかなり数受講でき、大学院に持ち越す科目は少なくすむかもしれません。しかし、4年次開講科目は、4年次に取得できない可能性が高いです。特に教育実習(事前事後指導を含む)と教職実践演習が問題です。教育実習は、前年度に受講する学校を確保しないといけませんが、現状では依頼すら不可能です。教職実践演習は、教育実習後に受講します。このため、これら科目は大学院に持ち越しとなると思います。ただし、学部卒業後の教育実習は、簡単にできるものではありません。大学院によって受講の可否等が異なることが予想できます。 2番目に、研究室の確定です。 大学院として教職課程受講を認めていても、研究室の教員がどう判断するかは別問題です。 3番目に、履修科目の確認です。 大学院で取得する方法は、複数の大学で取得する方法と変わりません。入学した大学で全て取得する方法の場合は、大学の履修規定に基づいて受講すれば、受講漏れなどは生じないばかりか、大学が免許の発行申請まで代行してくれます。このため、発行の段階でトラブることはほとんどありません。 しかし、質問の方法は、自己責任となります。大学も、受講すべき科目(不足する科目)を指示することができません。申請も大学は代行しません。 このため、受講開始時に都道府県の教育委員会に出向き担当者と面談して不足科目を確定しないといけません。これをせずに勝手な判断で受講した場合には、申請時に不足科目を指摘され、免許申請ができない場合も十分にあり得ます。ただ、相談する余裕がない可能性があります。この場合は、M1でとりあえず受講して、M1前期期間中に確認、不足科目があればM1後期やM2に受講でしょうか?
できます。以下の点を確認しましょう。 1)卒業する大学で,免許取得に必要な単位の,なにが取れているのか・取れていないのかの確認。 2)進学する大学院が属する大学で,不足している単位がとれる学部でその授業が履修できるのかの確認。 3)教員免許の発行は,都道府県教育委員会なので,二つの大学で取得した単位が,免許取得に必要な単位が充足されているかの確認をしてもらう。
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