新日鉄住金やJFEなどの大きい工場の電気工事は第一種電気工事士の免許がなければ工事できませんか？

Question

新日鉄住金やJFEなどの大きい工場の電気工事は第一種電気工事士の免許がなければ工事できませんか？第二種電気工事士＋認定電気工事従事者では作業できませんか？

Answer 1

法的には500KW以上の自家用電気工作物の電気工事は免状は不要です。

新日鉄住金やJFE等の大規模工場は特高受電で自家発電所も運用しており（受電電力＋自家発電電力は10万KW以上）、電気工事は電気主任技術者の管理のもとで工事を行っており第二種電気工事士＋認定電気工事従事者等の免状は不要です。

大規模工場では、工場内で電気工事を行ってよいか工事業者職人（下請け業者）さん向けに社内試験を行っている所もあります（電気工事士試験より高度な技能を要求される所もあり）。

Answer 2

新日鉄住金やJFEなどの大きい工場は、当然に自家用電気工作物で最大電力が500kW以上なので、電気工事士法の適用外です。すなわち、選任された電気主任技術者による電気的設備の工事、維持及び運用に関する保安監督のもとに工事が行われます。
法的には電気工事士や認定電気工事従事者は必要ありませんが、工場の内規などで下請け等の工場入場の際に、技能の証明として電気工事士や認定電気工事従事者を必要とするところが多いです。