薬剤師の需要について。

Question

薬剤師の需要について。これから薬剤師さんは需要はあるのでしょうか？
友達から「薬剤師さんのお仕事はこれからAIに仕事を取られる、需要はない」と聞きました。

また、最低でも1200万円かかる私立の薬学部が乱立しているのは何故ですか？

Answer 1

病院薬剤師15年やってます。

この先のの需要に関しては微妙です。AIうんぬんというより学生の多くが志望する調剤薬局の今後の状況が読めません。病院勤務していて病院に薬剤師は必要だと思っています。

ただ今の現時点では引く手あまたです。地方では全然薬剤師が足りません。例えばパートだと時給2500～3000円が相場です。私が就職した時代は大きな病院なんかは1人募集の所15人志望とかが普通でしたが、今はそういった病院も大学に勧誘に行っています。大学の就職説明に行くと隣の県庁が勧誘にきてたりします。

私立大学の乱立は確か小泉首相の時に規制緩和があり、薬学部は人が集まると言うことで乱立しました。それにより私立大学の偏差値に大きな差が出来ました。定員割れしてお金払えば入れる大学がたくさんあります。

もし薬学部行くなら国立か歴史ある私立をお勧めします。

Answer 2

「これから薬剤師さんは需要はあるのでしょうか？」

それはそうとして、

「薬剤師さんのお仕事はこれからAIに仕事を取られる、需要はない」

それは間違い。そのAIを使うためには薬剤師の資格が必要になるからね。資格ってのは、そういうもの。仕事は取られない。

で、需要の話に戻ると、需要はある。日本は薬剤王国だ。高齢化が進めば需要は高くなるだろう。

問題なのは需要じゃなくて、供給の方、つまり薬剤師が過剰になるのではないか、という話だよね。

で、随分昔から薬剤師は過剰になると言われていて、その話の通りなら今頃、薬剤師が余りまくっていないとおかしいのだけど、何故か人手不足がずっと続いているという状況。

ということで、あなたが就職するころにどうなっているかは、誰も予想できないだろう。予想できても当たらない確率が高い。