茨城県古河市に半年間仕事で住むんですが、どんな所ですか？

Question

茨城県古河市に半年間仕事で住むんですが、どんな所ですか？

Answer 1

出身者です。
茨城県古河市は、東京に近い田舎町です。

超が付く程の田舎ではありませんが、駅から10分も車を走らせれば長閑な田園風景が広がります。
一方で、ＪＲ古河駅西側の旧市街地は、元城下町かつ日光街道の宿場町だった事もあり、狭い道路が多く、さらに古い町並みが残っており、一部は散策できるよう整備されています。

気候的には、東京と比べるとやや厳しい気候です。
関東平野の中心部にあるため、夏は猛暑日が続くような暑さがある一方、冬の朝は氷点下に下がる日も多い、内陸部特有の気候です。

生活環境ですが、ＪＲ古河駅周辺の中心市街地は衰退気味ですが、イオン、イトーヨーカドー等、スーパーマーケットは多いので、食料品、日用品の買物に困る事はありません。

市街地を外れた郊外にも、中小のスーパーが多く、安売りメインのディスカウント店も多いので、そちらの方が賑わっている印象です。

ただし、大型ショッピングモール、シネコンのような余暇を過ごせるような施設は市内にはありません。
近隣の栃木県小山市、佐野市、埼玉県羽生市にあるイオンモール、埼玉県久喜市の鷲宮にあるアリオ、同じく久喜市の菖蒲にあるモラージュ等に出掛ける事が多いです。
いずれも車で30～40分程度の距離です。

また、ＪＲ宇都宮線に乗って、東京都内、さいたま市の大宮へ遊びに行く人も多いです。
ＪＲ古河駅周辺の駐車場は料金は高めですが、駅から10分程度歩けば、1日最大300～400円程度のコインパーキングもあります。

基本的には、市内の公共交通機関は衰退しており、かなり不便です。
路線バスもＪＲ古河駅起点に東方向、南東方向に路線網が延びていますが、1時間に2本程度しかありません。
従って、自家用車は無いと不便な思いをされると思います。
（近所のコンビニに行くのも車が当たり前です。）

ただし、南北方向の交通は比較的に恵まれています。
鉄道は、市内にＪＲ宇都宮線の古河駅ひとつしかありませんが、ＪＲ宇都宮線は上野東京ライン、湘南新宿ラインと直通しており、都内山手線各ターミナルに乗り換えなしでアクセス可能な上、その先の横浜、鎌倉、湘南にも直行できるなど、利便性が高いです。

道路は、市内に高速道路のインターチェンジはありませんが、国道4号および新4号バイパスが東京へ直結している他、新4号バイパスを南進した隣町の五霞町の、首都圏中央連絡自動車道（圏央道）五霞ＩＣから、東京から各方面に延びている高速道路にアクセスできます。

先述したように、市内に余暇を過ごせるようなスポットが少ないのですが、自然を生かした大きな規模の公園が多いです。
市内中心部にあるネーブルパークは、小さなお子様が水遊びできるスポット、乗馬体験、バーベキュー施設、宿泊可能なログキャビンなどがあり、旧市街地の南の古河公方公園には古民家や芝生広場の他、花桃がたくさん植えられており、毎年3月末から4月上旬には「桃まつり」が開かれています。

都会暮らしをされてきた方には、正直なところ不便を感じるところが多いと思いますが、逆にざわざわした喧噪から距離を置きたい人には良い所ではないか、と思います。