解決済み
防衛省と自衛官はどの階級になったら、海外へ出向出来るんですか? あと高卒の自衛官が一佐になるまでどのくらいかかりますか?
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元幹部自衛官です。まず海外出向は日本大使館勤務のための出向、米軍での教育訓練のための出向、PKO等の連絡調整のための出向、防衛装備品の米国での買い付けのための出向といったように多々あります。ちなみに出張となるともっと項目は増えます。出向命令はその内容と職域によって本人の希望を踏まえ出向させます。階級は幹部自衛官の佐官以上がもっとも多いですが尉官も出向します。 質問者は多分大使館付武官の一点だけを質問されているようなので、それのみに絞り回答させていただきます。 大使館付の武官は1佐職の配置となります。陸海空で配置は違ってきますが陸自配置がもっとも多く米国がもっとも配置先として人気です。高卒で1佐となると部内幹部で幹部候補生学校を首席で卒業したものが対象です。通常他国の軍隊の士官(幹部)は大卒以上(将以上は院卒)が常識です。自衛隊は過去、防大卒や一般大卒の幹部離職率が高いときもあり、部内(曹長から3曹から選抜)幹部や3尉(准尉曹長から選抜)候補者の制度において高卒が幹部になるという世界の常識から外れた任用制度が存在します。そうしないと組織がもたなかった時代背景があり、戦前の旧日本軍でもこれと同様の制度があったので自衛隊になってからも優秀な下士官から選抜により士官に取り立てる制度が定着しています。 以上のことから高卒では1佐は一握りであり、高卒の学力や体力で例え優れていても無謀かつ無理と断言させていただきます。大卒後に難関の一般幹部候補生試験を受験して合格してから考えましょう。また高卒で大使館武官付の警備官という尉官配置がありますが優秀な部内の30歳くらいの尉官であれば選抜により可能な場合もあります。 かなり専門用語ばかりで理解しづらいと思いますが海外出向を目指すなら常識として認識かつ理解しなければまず夢で終わると断言できます。
一握りの、理屈ではなることの出来る階級を言っても仕方ないので、現実を言うと、高卒の一般入隊だと曹長とか准尉が平均的な最終地点じゃないか?つまり、ほぼ無理。 1佐になりたいなら大卒の幹部候補で入隊をオススメします。
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