訪問歯科衛生士について。

Question

訪問歯科衛生士について。現在、専門学校二年生です。
少しずつ就職のことを考えるようになり
訪問歯科に興味があります。
訪問歯科の大変な所などありましたら教えてください。よろしくお願いします。

補足

外来よりも大変なのでしょうか？

Answer 1

社会福祉法人の管理者として、また営利法人として訪問歯科支援を生業とする事業会社に関わりのあるもので、実際に歯科診療所を立ち上げをおこなった経験があるものですが、訪問歯科は、どうしても治療内容が、診療所内の治療と比べると短調となりがちで、入居者・入所者あるいはそのが家族、施設職員とのコミュニケーションが重要となってきますので、どちらかというと、診療所にいる若いスタッフとの人間関係とは一線を画し、もはや新しい技術的な向上を求めない３５歳以上の衛生士さんの応募がおおいのですが。
限られた時間の中で、一定の成果を求められるので、中には、誤嚥性肺炎でおなくなりになる入所者・入居者さんもおいでになられるので、そういうときは、イタタまれない気持ちになるといいます。他の回答者様がおっしゃられるように、入居者さんとのコミュニケーションが重要となりますが、中には、むつっとしてやることをやれば、あとは黙って帰っていく衛生士がいて、評判が著しく悪い方がおいでになります。患者さんは、だれにどのような役割があるのかわからないものですが、先生は、何もせんと腕を組んで見ているだけ、いつも同じようなことをして、もんまにちょっとやで、といいますが、その中にあって、声をかけてくれる人がいたら、親切にしてくれるねんといって、訪問歯科が来るのを楽しみにしている入居者もいるぐらいです。かといって中には、体の調子が悪い時に口腔ケアを強制すると、えらい形相で怒り出す入居者もいて、その人その人の性格を早く把握して、その方々におうじた対応をすることで、また今週も来てくれたんかと言ってくれるようになると思います。
お年寄りがよくいう言い方に「愛想ないねん」といい方があります。大勢には影響はないけれども、物足りないという意味と私は理解してますが、このように言われると、長続きしません。ちょっとしたことで喜び、ちょっとしたことで腹を立たせるのが、年寄りなので、ちょっとしたことなのだから、声掛けぐらいしたってやと、訪問に出られる衛生士さんには声をかけさせていただいております。
ただ、最近、訪問歯科を実施する歯科医院が増えて、一日に何コースも鵜飼の鵜のように訪問にだして、朝から夕方まで、お昼の休憩を除いて周りぱなしという歯科医院もありますので、終日、訪問に出ますと、女性の場合、かなり辛い日があるので、私が関わった歯科診療所でもその対応策についてミーティングをしたことがあります。
訪問歯科に興味がお有りになるのは、いいことだと思いますが、やはり若い時期には診療所内でしっかりした技術を切磋琢磨したがら習得されたほうがいいと思いますが。訪問歯科は今後の超高齢化社会において趨勢ですので、しっかりした技術さえあれば、いつでも出来ると思います。
なにか、お聞きになりたいことがありましたら、歯科衛生士さんや歯科医師がたくさんいる環境なので、聞くこともできますが。私自身は、財務系のコンサルタントなので、そもそもは経営を見るという意味合いで、歯科診療所の設立申請や社会福祉法人の経営を見る立場だったのですが。医療という面においては門外漢（社会福祉主事ぐらいしか資格はありませんが←社会福祉法人の施設長になるためには必須）ですが、財務面を取り扱うのに、診療報酬の請求もできないようでは、なにも予見的見地で物事を捉えることができないと、平成１６年頃から、積極的に社会福祉法人と医療法人などに関わるようになった次第です。
長々と失礼しました。

Answer 2

訪問歯科は医療の闇を見つめることとなりましょう。高級老人ホーム個人宅以外の訪問先は、寝たきり意思の疎通がとれない方々の診療となります。死生観について非常に考えさせられますよ。
外来はほぼ健常者相手、訪問は非健常者相手。自ずと診療スタイルも変わります。
キャリアスタートは健常者相手にされた方が基本を押さえることができますのでお奨めです。訪問は３－４年キャリア積んで、お金が欲しくなったら手を出してみてはいかがでしょうか？